京都が好きなんで、住むことにしました
八十住孝(やそずみ・たかし)さん。数十名の社員を抱え25年以上の歴史を持つウェブ制作会社の、50代の経営者。娘さんが京都の美大に進学したのをきっかけに8年前に京都に移住し、それでもご自身が経営する会社が東京にあるので、平日は東京で働いている。そして、土日を中心に京都でも活発に活動。「Desalon Kyoto(以下、デザロン)」というデザインサロンを主催し、地元に溶け込み、京都ライフを満喫しているという。
佐藤:京都に住むようになった、その理由を教えていただけますか?
八十住:それはもう、“京都が好き”だからです。
佐藤:わっはっはっは。それは、またストレートな理由ですね。
八十住:名古屋の出身なんですが、東京に会社を作って、京都移住以前から週に2~3日東京でホテル暮らしをしていました。一方で、京都はずっと好きだったんですよ。初デートも京都だったし。毎年のように、お正月は京都で過ごしていたし。
八十住:もともとは、いろんなところに住みたいね、というのがあって、最初は、横浜、神戸、福岡といったところに数年ずつ住むのもいいね、なんて家族と話してたんです。それで、8年前に娘が京都の美大に進学したのをきっかけに、よしっ、じゃあ、好きな京都に住んじゃおうかな、と。マンションを買って、住民票も移して、本格的に移住したわけです。
佐藤:毎週、通っているんですか?
八十住:そうですね。東京にも部屋を借りていて、月曜に東京に来て、金曜に京都に帰る、というのがスタンダードなパターンです。