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サイバーエージェント「AI Lab」、明治大学と産学連携へ~人工知能×アドテクノロジー活用を推進

 サイバーエージェントのアドテクスタジオは、人工知能(AI)をアドテクノロジーに活用するためのAI研究組織「AI Lab(エーアイ ラボ)」において、明治大学教授 高木友博氏と共同研究を開始した。

 拡大を続けるディスプレイ広告市場は、純広告の時代からアドネットワーク、アドエクスチェンジと進化を続けている。近年では、ターゲティング配信やクリエイティブ最適化などの広告配信技術の更なる発達により、ユーザーひとりひとりに最適な広告を配信するダイナミッククリエイティブ広告などが浸透している。「AI Lab」では、今後のディスプレイ広告の更なる進化を牽引すべく、最先端の広告配信技術を開発することを目的として、この度の高木友博研究室との共同研究を開始するに至った。

 明治大学教授 高木友博氏は、計算型知能の一種であるファジィ論理の世界的権威で、高精度推薦エンジン・高精度ターゲティング・マーケティングの高度デジタル化に関する先端的研究・開発・商品化を行っている。これまで、国内大手企業や米国石油資本などの産業界と、様々な共同研究・委託研究を行っており、競争型国際ワークショップにおいて世界トップレベルの成績を収めている。

 「AI Lab」では今後、高木氏とともに、データマイニングや機械学習を用いて、ユーザー目線でキャッチーな広告クリエイティブを自動生成する技術の開発を図る。そして企業が持つユーザー情報やユーザーの行動から類推される属性、趣味・嗜好に加え、ユーザーの過去の広告接触情報を加味した上で、最適な広告を配信するマッチング技術などの研究を行い、より精度の高い広告クリエイティブ最適化の実現を目指す。

 また、本共同研究はアドテクスタジオが開発する、多様なデータを柔軟に組み合わせターゲティング配信するDSP「BitBlend(ビットブレンド)」やインフィード広告に特化したクリエイティブ分析ツール「iXam Creative Lab.(イグザムクリエイティブラボ)」など、多数のプロダクトへ活用していく予定だ。

人工知能:コンピュータ上において、人間と同様の知能を実現させようという試みや技術のこと
ダイナミッククリエイティブ広告:ユーザーの興味関心に応じて最適化された広告をパーソナライズド配信する広告

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2016/02/29 13:00 https://markezine.jp/article/detail/24001

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