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モダン・マーケティングでより良い顧客体験を── 米オラクル、マーケター向けイベント開催

 「Modern Marketing Experience 2016」は、米オラクルが主催するマーケター向け一大イベント。デジタル環境が一般化した中、デバイスを横断しオンライン、オフラインをまたいだ、より良い顧客体験をシームレスに提供することは、マーケターたちにとって大きな関心事だ。そういった状況の中で、オラクルはモダン・マーケティングというコンセプトを提唱し、課題解決を支援している。本イベントでは、Oracle Marketing Cloudの最新情報や、導入ユーザーの最新事例などが共有された。

 27日のキーノートでは、レディー・ガガの元マネージャーであるTroy Carter氏、米オラクル CEOのMark Hurd氏などが登壇。トップバッターで登壇したTroy Carter氏は、レディー・ガガのソーシャルメディア戦略を手掛けたことで有名だが、その一方で起業家・投資家の顔も持ち、これまでにスポティファイやウーバーへ投資した経験も持つ。

 テクノロジーを積極的に活用し、音楽業界に革命を起こした同氏は自身のバックグラウンドやレディー・ガガとの仕事を引き合いにだしつつ、テクノロジーという道具を用いてユーザーと直接つながることで、ユーザーに最高の体験を提供できる時代になったと強調。ユーザーと直接つながり、自分たちのことを知ってもらい、ファンになってもらう行為はアーティストに限った話ではなく、企業にとっても同様な状況だ。「この機会を使わない手はない」(Troy Carter氏)とし、デジタル時代ならではの「直接のつながり」がもたらす、インパクトの大きさを改めて強調した。

 続いて登壇したのは、米オラクル CEOのMark Hurd氏。冒頭では世界経済の情勢を踏まえつつ、近年のIT投資における変化について言及。調査会社によれば2015年で、世界のIT投資は推定5.1%減少しているという。加えて、ミレニアル世代の台頭にも触れビジネス環境が変化してきていると述べた。

 次に、米国顧客満足度指数(ACSI)のグラフを引き合いに出し、顧客満足度の高い企業の業績が好調な傾向にあるとし「より良い顧客体験の提供が企業業績を押し上げます」(Mark Hurd氏)と主張した。

 一方、利用するツールやマーケティングにおけるプロセスをサイロ化させては、シームレスな顧客体験を提供することは難しいと指摘。多くの企業が顧客体験向上を支援するサービスを提供しているが、オールインワンでのサービス提供をするオラクルであれば、より良い顧客体験の実現が可能で、課題解決を図れると強調。「オールインワンでのサービス提供は私たちだけ。課題はたくさんあるが今は機会に満ちあふれています。私たちともに歩みましょう」と語り、プレゼンテーションを締めくくった。

 その後のプレゼンテーションは、Oracle Marketing Cloud Group Vice President Product ManagementのSteve Krause氏と、同Group Vice President ProductsのJohn Stetic氏へバトンタッチ。

 情報があふれ選択することが困難になっている状況にあるユーザーに対して、最適な情報を最適な場所とタイミングで伝えることが、モダン・マーケティングの役割だとし、「Optimimize」「Influence」「Adopt」「Discover」という4つの観点から、Oracle Marketing Cloudの強みが明かされた。

 「Adopt」パートではモバイルでのマイクロモーメント事例について紹介。モバイル上でお店のギフトカードを受け取ったユーザーがアプリをダウンロードし、検索してお店へ来訪。購買した後にはロイヤリティプログラムへの勧誘を行うなどして、ロイヤルユーザー化させる流れを解説。Oracle Marketing Cloudが実現する、シームレスな顧客体験の具体例が示された。

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MarkeZine(マーケジン)
2017/07/24 08:51 https://markezine.jp/article/detail/24376

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