Facebook社は5月10日(米国時間)、FacebookとInstagramでの販売促進機能を強化するための広告商品のアップデートを発表した。具体的には、Instagramでダイナミック広告が利用可能になり、ウェブサイトからのカスタムオーディエンスにオプションが追加された。
Instagramダイナミック広告
ダイナミック広告は、利用者が閲覧したりカートに追加したりして関心を示した商品や、その関連商品、および購入済み商品の関連商品を自動的に表示するもの。これまでFacebookでのみ提供されていたが、Instagramでも利用が可能になる。
なお、Instagramダイナミック広告を導入したカナダのジュエリー店「Jewlr」は、米国内の利用者をターゲットにキャンペーンを展開したところ、3倍以上のROAS(広告費用対効果)を達成している。
また、ダイナミック広告が旅行業界にも対応。旅行業界向けのダイナミック広告では、フライトの検索または購入をした人にホテルの選択肢を表示したり、自社サイトでホテルの詳細を確認した人に、同じエリアの類似ホテルも同時に紹介することができる。
ウェブサイトカスタムオーディエンス
自社ウェブサイトを利用したカスタムオーディエンスに、訪問や閲覧の頻度、滞在時間など、利用者の購入意向を表すようなルールの設定を行うことができるようになった。この新機能は、今後数か月に渡って順次パワーエディタおよびAPIで利用できるようになる予定。
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