発表された資料によると、「ウィキペディア」(wikipedia.org)の昨年1年間の推定訪問者数は2,740万人で、2006年の1,851万人に対し約1.5倍。2005年から2006年の伸び率も155%となっており、依然として高い伸張率を示しているという。
しかし月別の推移では、2007年の2~4月と11~12月で連続して前月を下回り、訪問者1人あたりの接触回数や視聴ページ、滞在時間などにも大きな変化は見られないことから、「ウィキペディア」がある程度一般化して安定期に移行しつつあると同社は分析している。とはいえ、2007年の平均視聴ページは10月と11月をのぞいて20ページ台を維持。さすがにオンライン百科事典といえる数字を残している。
また、2007年12月度の「ウィキペディア」訪問者の参照元ドメインを見ると、検索エンジンの検索結果からの遷移が圧倒的多数を占め、「yahoo.co.jp」が719万人、「google.co.jp」が313万人、「google.com」が81万人となっている。
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