インテルは環境問題について長年積極的に取り組んできた企業のひとつ。同社が製造するコンピュータの心臓部、マイクロプロセッサの電力効率を高めると同時に、工場の製造過程で水の使用量の削減や資源のリサイクルに取り組んできた。
その取り組みの一環として、インテルは環境への負荷が小さい発電方式によって発電された電力「グリーン電力」の証書を13億204万kWh(キロワット時)分購入することを発表。EPAがまとめた2つのランキング「National Top 25」と「Fortune 500 Challenge」の双方で1位となった。
インテルが購入した、REC(Renewable Energy Certificates:グリーン電力証書)は、再生可能なエネルギーによって発電された電気の環境負荷価値部分を証書として発行したもので、企業はこれを購入することによって、購入した証書の分だけ自社の購入電力量が再生可能エネルギーであることを社会にアピールすることができる。今回インテルが購入した13億204万kWhは同社が利用する電力の46%にあたり、米国の一般家庭のおよそ13万世帯の電力量に匹敵するという。インテルが購入した証書のポートフォリオにはバイオマス発電、地熱発電、太陽発電、風力発電が含まれている。
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