インプレッション効果の測定手法
インターネット広告のインプレッション効果、すなわち広告に接触することによる意識の変化は、アンケートを実施しないと測定できない。インターネット広告推進協議会はインプレッション効果を、広告インパクト効果、ブランディング効果、態度変容効果に分類して定義している。広告インパクト効果とは広告の認知率やイメージ、ブランディング効果とは広告がブランドの評価に与えた影響、態度変容効果とは購買意向の変化などだ。
プレ/ポストと、コントロール/エクスポーズド
インプレッション効果の測定方法としては、プレ/ポストによる測定と、コントロール/エクスポーズドによる測定がある。プレ/ポストは、広告出稿期間の前後にそれぞれ調査を実施して、両者の回答の差異を分析するものだ。この方法はテレビをはじめとするインターネット以外の広告効果測定でも一般的に採用される。しかし、事後調査の結果はすべてのメディアの影響を受けたものであり、インターネット広告の効果のみを浮き彫りにすることはできない。