SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

話題の書籍を紹介!

【広告効果測定基礎】アンケートによる効果測定


 一方のコントロール/エクスポーズドは、広告に接触していないグループと広告に接触したグループの回答の差を分析するものだ。この方法はインターネット広告の効果を明確に測定できる。インターネット広告の効果測定を専門とするダイナミックロジックやマーケティングエボリューションは、この手法を支持している。ダイナミックロジックは同一手法の調査を積み重ねることによって、インプレッション効果のノーム値(基準値)を算出している。

ダイナミックロジックが2004年5月にアドテックで公開したデータ。
広告接触者グループと非接触者グループの各指標のスコアの差をグラフにしたもの。
リッチメディア広告のインプレッション効果は、非リッチメディア広告のそれよりも大きい。

 また、調査対象者をリクルートする方法としては、調査会社のパネルなどから抽出する方法(クローズド型)と、広告を出稿した媒体でリクルートする方法(オープン型)がある。調査会社のパネルを利用すれば、広告のターゲットに合わせてサンプルを割り付けることができる。

 しかし大量な広告出稿がないと、広告接触者をパネルの中から確保できない。広告出稿が小規模なときは、出稿期間中にパネルに対して広告を露出する機会をつくるか、広告出稿媒体で調査対象者をリクルートしなければならない。広告出稿媒体でのリクルートは、サンプル数が予測しにくいうえ属性を割り付けられないなどの問題があるものの、現実的な手法だ。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
話題の書籍を紹介!連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

太駄 健司(オオタ ケンジ)

インターネット広告について研究しており、「インターネット広告のひみつ」でその内容を公開している。大手総合広告会社に勤務。マーケティングセクション、インターネットメディアセクション(メディアレップへ出向)を経て、現在は複数メディアを組み合わせたクロスメディアコミュニケーションのプランニングを担当している。

著書
...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/02/13 17:12 https://markezine.jp/article/detail/2623

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング