佐賀県の情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の一環として企画された「The SAGA Continues…」は、佐賀県と歴史好きラッパー(MC)4人がコラボ。特設サイトでは動画はもちろん、背景となった時代の説明、各出演者のコメントなどが掲載され、音源は無料でダウンロードできるようになっている。
DJ WATARAIがトラックを制作し、4人のアーティストがラップをリレーで担当。KEN THE 390、KOHEI JAPAN、DEJI、K DUB SHINEがそれぞれの持ち味を活かし、どう「歴史」をラップで表現しているのかが聴きどころとなっている。
撮影は佐賀藩にゆかりのある場所で行われ、佐賀城跡に本丸御殿を復元した「佐賀城本丸歴史館」に投影して再撮影された。また、MVには楽曲の主人公、鍋島直正役として武田真治が出演。SAX奏者としての一面も持つ武田のプレイが聴けるのは、このMVバージョンのみ。
楽曲が入ったカセットテープが、東京(3月25日、タワーレコード渋谷店6F)と佐賀(3月25・26日、サガテレビ超!春フェス2017 サガプライズ!ブース)で無料配布される予定だ(MVもしくは特別サイトを自分のSNSでシェアした画面、もしくは画面のキャプチャーの提示が必要)。
ラッパーと組んだ動画には、2016年12月に発表された、都営地下鉄のPR動画「東京ローラーコースター」もある。日本の地下鉄で最も地下深く、最も長い大江戸線について知ってもらおうと、運転席から見える視界を撮影。使用楽曲「On The Way」は、作曲・編曲を関口シンゴ、作詞・ラップをSALU(サル)が担当し、運転席からの映像を高速で再生して見ることで、ローラーコースターに乗っているかのような気分を味わえる。
2016年1月には、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA、当時)が、特別映像「“PS4 タイトルZOKUZOKU 2016” feat. tofubeats」を公開。1990年生まれ、神戸在住のトラックメイカー/DJのtofubeatsが、2016年1月~3月に発売予定のPS4用ソフトウェアの中から、注目の19タイトルをラップで一挙に紹介。まったく異なるゲームタイトルを次々と紹介する動画は、視聴者をハラハラさせる魅力がある。この動画はシリーズ化され、同年4月に「でんぱ組.inc」の最上もが、9月に「RIP SLYME」のRYO-ZとPESがそれぞれtofubeatsとコラボし、それぞれ22タイトルを紹介。RYO-ZとPESとのコラボ動画は200万回以上再生されている。
2017年2月にはtofubeatsからbanvoxにバトンタッチし、ラップではなく、春風亭一之輔によるエレクトロ落語でPS4の新作タイトルを紹介。こちらもすでに178万回以上再生され、人気を博している。
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