米Adobe Systems(アドビ)とCELL(セル)は、日本のモバイルコンテンツデベロッパーのための新サービス「Adobe Device Central Premium Service」を発表した。
「Adobe Device Central Premium Service」は、日本のモバイルコンテンツプロバイダー、デザイナーやデベロッパーの効率と生産性向上を目的とした会員制サービス。幅広い日本のデバイスに関して、Web、ビデオ、Adobe Flash Liteのバージョン、画像、音声についての情報を提供。日本のユーザーが使用する端末のスペックを検索し、最適化することを可能にする。
「Adobe Device Central Premium Service」が提供する大規模なデータベースは、CELLが過去7年間に日本市場で使われている550機種以上のハンドセットの情報をベースに開発したもの。このデータベースはNTTドコモ、ソフトバンクやKDDIを含む主要サービスプロバイダーから2001年以降に日本市場で販売された多くのデバイスに関しての何百以上もの詳細情報のプロファイルを含んでいる。また、新しい端末のプロファイルは市場に発表されてから2営業日以内に可能になる。こうした大規模データベースがモバイルディベロッパーコミュニティーで公開されるのははじめて。
「Adobe Device Central Premium Service」はアドビが運営し、この春に提供を開始する。このサービスを利用するには1年間の会員権を購入する必要がある。
【関連リンク】
・Adobeもアフィリエイトプログラム提供開始、最大で売上の10%が報酬に
・このキレイさ、ヤバすぎ? H.264ビデオ対応「Flash Player 9」
・AdobeとYahoo!が手を組んだ?「Ads for Adobe PDF powered by Yahoo!」発表
・「モバイルコンテンツの経済波及効果、2010年には2006年の4倍の2.4兆円に成長」情報通信総合研究所調べ