グリーは、2016年4月に組成したファンド「GVR Fund,LP」の最終募集を約1830万ドルのコミットメント総額にて完了した。同ファンドの主な出資者は、グリー、コロプラ、ミクシィ、マルハン、ヤフー、アカツキなどだ。
同ファンドの組成から現在に至るまで、「GVR Fund,LP」は、北米のVR・AR領域のアーリーステージの企業を中心とする17社に投資をしてきた。主な投資先には、2018年2月1日時点で300万インストールを達成したVR上のコミュニケーションプラットフォーム「VRChat」や、2017年12月に2000万ドル以上のICOを成功させたeSports向け3Dライブストリーミングプラットフォーム「Sliver.tv」などがある。
なお今後、VR・AR・MRなど、より幅広い領域へも積極的に投資を行っていくことから、2018年2月1日よりファンド名を「GFR Fund,LP」に変更。VRからFRへ名称を変更した理由は、「Virtual(仮想)」だけにとどまらず「Augmented(拡張)」「Mixed(複合)」といった、より広義な「Reality」の「未来」に投資する、という意味でFutureの頭文字を取っている。
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