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イーベイとヤフーのコラボ 鳴り物入りでスタートした「sekaimon(せかいもん)」をチェックしてみた

昨日の敵は今日の友?鳴り物入りでスタートしたサービス

 米イーベイと、国内最大手のヤフージャパン双方の会員が相手のサイトの商品に入札できるようにするとの発表があったのが昨年12月4日。これにより日本のヤフー会員は、イーベイに出品された商品のオークションに日本語で参加できるようになった。

 イーベイとヤフーは第1段階として、日本の利用者向けにイーベイの公式パートナー「sekaimon」を12月4日に開設した。「世界中の商品を、安心・お得にお届けします!」「日本から海外アイテムを入札!」などと鳴り物入りのオープニングだったが、サービス開始直後からアクセスが集中して1時的にアクセス制限をし、サービスを再開したのは6日後だった。今年1月25日には日本語翻訳機能が使えなくなり、24日現在も復旧していない。そのためか、商品名が英語になっており、英語に強くない人に取っては、「海外ネットオークション気軽に」という訳にはいかないようだ。

昨日の敵は今日の友?ヤフーとイーベイが提携してスタートした「sekaimon」

 ネットオークションの世界最大手米イーベイ傘下のイーベイジャパンは、実はヤフーとの競争に敗れて2002年3月に日本の市場から撤退している。そういう経緯のある2つの大企業が今回は手を組むことになったのだ。

 アメリカではヤフーのシェアは1%以下と低く、2007年6月16日をもってオークション部門から撤退している。日本とアメリカではヤフーのオークションのシェアが大きく異なり、日本の勝者がアメリカの敗者というのも面白いが、日本決戦で敗れたイーベイが宿敵のヤフー・ジャパンと手を組むというのも「昨日の敵は今日の友」という諺を地でいっていて面白い。

「sekaimon」を使うメリットは?

 第2段階として今年3月末までに、ヤフージャパンのサイトにイーベイの日本語版コーナーが設けられ、08年中には、イーベイのサイト内にヤフーの英語版コーナーが開設されるという。

 今回「sekaimon」とイーベイ両方を覗いてみたところ、財布を例に取ると、日本的でないカラフルで変わった商品が多くて見ていて楽しいし、プラダやコーチ、グッチなどの超ブランド品が15ドルとか40ドル、時には0.99セントと1ドル以下で買えるところがブランド物の高いヤフージャパンとは大違い。だが、果たして本物なのか、あまりの激安ぶりに不安になる事も確かだ。

 5ドル(535円)でケイト・スペイドの財布を落札した場合、支払い総額がいくらになるか「sekaimon」の見積もり計算機を使って概算してみると、アメリカ国内だとせいぜい7~800円の送料しかかからないところ、日本落札だと商品価格に15%の利用手数料(日本語システム、物流手数料、輸入コーディネーション手数料)が上乗せされ、更にアメリカ国内の送料、配送保険などの費用、日本への発送代や関税などが加わり、3000円以上が加算される事がわかる。

重くてかさばる物はさらに割高になる。これでは、本やCDであれば、送料無料の日本のアマゾン書店の方が利用価値が高いというものである。アメリカでは既に船便が廃止になっていて、安い発送方法がなくなってしまったのも痛い。そこまでして「sekaimon」を使うメリットはあるのだろうか?

 海外通販を10年以上利用している男性は海外から買うメリットは大きく、高い送料を支払ってもまだ安いが、15%の手数料を払ってまで「sekaimon」を利用するつもりはないと言う。

 サービス開始から2ヶ月ちょっと経ってみて、利用者はどのぐらいいるのかと「sekaimon」に問い合わせてみたところ、「公表しておりません」との回答が来た。現状はそれほど多くないのかもしれない。今後に期待である。

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「sekaimon」

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この記事の著者

セリー真坂(セリーマサカ)

フリーランスライター/ニューヨークウォッチャー/字幕研究家。得意分野はニューヨーク、映画、英語、食、ファッション、黒人音楽、トレンドなど。英会話本他3冊の著書あり。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/02/28 12:03 https://markezine.jp/article/detail/2817

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