アプリ市場データを提供するApp Annie(アップアニー)は、2017年実績から、2022年までの「アプリ市場予測レポート」を発表した。
2022年、アプリダウンロード数のトップは中国。日本はアプリ消費支出で3位に
同レポートによると、中国は2022年までアプリダウンロード数でトップの地位を維持し、消費支出が倍増する。一方、日本はアプリ消費支出が50%成長し、3位を維持すると予測されている。
米国と日本は、2022年までに年間ダウンロード数が安定。両国ともダウンロードの絶対数は高いままで、2022年のデバイスあたりの年間平均新規アプリダウンロード数は、米国が21件、日本が15件と予想されている。なお、ドイツの消費支出額は2017年の世界7位から、2022年には5位に順位を上げると予測された。
アプリダウンロード数は、45%増の2,582億件/アプリ消費支出は92%増の1,565億ドルに
世界全体のアプリダウンロード数は、2022年までに45%増加し、2,582億件になると予測された。一方、世界のアプリ消費支出は、2022年までに92%増加し、1,565億ドルになる。増加の要因としては、成熟市場におけるデバイスあたりの支出額増加が挙げられた。
デバイスあたりの平均アプリ支出額は、2022年までに23%増加
個人の支出も拡大し、2022年にはアプリに対するデバイスあたりの平均支出額が25.65ドルに達する見通しだ。それと並行して、世界のスマートフォンとタブレットのインストールベースは2017年の39億台から56.4%増加し、2022年には61億台に達すると予想されている。これらの増加もあり、アプリに対する消費支出の全体的に増加する見込みだ。
なお、日本におけるデバイスあたりの年間支出額は、2022年に世界平均の6倍近い140ドルを超える見通しで、国別では群を抜いてトップとなる。
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