没ネタがTwitterで話題になり商品化、その経緯は?
ネットで話題となり商品化が実現した『雑学罫線ノート』をご存じでしょうか?その名の通り、ノートの罫線が雑学で表記されているノートです。2017年6月に発売した「円周率」ノートが人気だったことから、今では大化から平成までが記載された「元号」、100人の歌人の和歌が全て記載された「百人一首」、2~5,107までの素数が記載された「素数」、193ヶ国の名前が記載された「国名」、北海道から沖縄まで791の市名が記載された「市名」の5種類・各2色で展開するなど、シリーズの広がりをみせています(価格は税込み各411円/全国のロフト111店舗とロフトネットストアで発売中)。
実はこのノート、没ネタだったものがTwitterで話題になり、商品化にこぎつけたとのこと。どんな経緯で話題になり、商品化が実現し、さらにはシリーズ展開に至ったのかを、ロフト 営業企画部 広報・渉外部の高橋祐衣さんにうかがいました!
――キングジムとのコラボ第2弾となる『雑学罫線ノート』が生まれた経緯を教えていただけますか?
高橋:キングジムさんの公式ツイッターにてボツネタとしてツイートされ、それに対しての一般の方の反応(コメント)がきっかけで、弊社とキングジムさんがコラボした『円周率ノート』が、2017年6月に商品化されました。ターゲットは学生さんなど若い年齢層を中心に想定していました。
今回の『雑学罫線ノート』は、『円周率ノート』が大変好評だったことを受け、第2弾をまたキングジムさんと作りましょうという話になりました。『円周率ノート』発売時に、Twitter上の一般の方の反応で「素数があればいいのに」といった大喜利のようなやり取りがあったそうです。そうした一般の方の声から着想を得て、キングジムさんと弊社の商品開発担当者でアイディアを出し合って「素数」、「百人一首」、「元号」、「地名」、「国名」のラインナップでの商品化が実現しました。より面白い商品を作りたいという思いもあって、今回のシリーズが商品化するに至りました。
――Twitterで話題になったからといって、没ネタを実際に商品化までこぎつけるのでは色々な面で大変だったのかなと思いますが。
高橋:商品化にあたっては、「アイディアが面白い」ということで社内では特に大きな反対はなかったとのことです。ただ、チャレンジ商品ということで大量生産が難しかったため、価格調整には多少苦労したと担当者から聞いております。