UNCOVER TRUTHは、既存株主であるDraper Nexus Ventures、みずほキャピタルに加え、三井物産、三井住友海上キャピタル、イノベーション・エンジン、楽天(楽天ベンチャーズ)、エボラブルアジア、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルを引受先とする第三者割当増資を実施し、約6億円の資金調達を完了した。
同社は、各種解析ツールと自社開発のUI/UX解析ツール「USERDIVE」を併用して、ユーザー行動データを可視化。顧客体験の向上に貢献するコンテンツに基づいた具体的な改善施策の提案、ABテストの施策案作成や実行、効果検証までを支援している。同社は、今回調達した資金でさらなるプロダクト開発や事業体制強化を行うが、その一環として「USERDIVE」に以下の機能を実装した。
・全量データの取得:これまでは、Webサイト上の母集団から標本となるユーザー行動データを抽出して分析する「サンプリング」の手法を取っていたが、アップデートにより、全量データを取得して分析することが可能に。これにより、流入経路別や流入ページ別などの分析をより正確に行うことができる。
・タイムヒートマップ:Webサイト画面をグリッド(格子状)に区切り、グリッドごとのヒートマップを時間単位で取得する。特定のコンテンツに対するユーザーの行動が「5秒間で終わっているのか、30秒間継続しているのか」というデータを取得できるようになり、ユーザー行動と興味度合いをより正確に紐づけることができる。
・イベント機能:これまでヒートマップツールが苦手としていた、ページ遷移しない行動をイベントとして取得する。たとえば、「ハンバーガーメニュー」と呼ばれるナビゲーションメニュー内の動きや、「アコーディオン」と呼ばれるクリックした項目が広がって詳細な内容を表示するメニュー内の動きを取得し、分析できる。
・データ取得期間の拡大:Webサイト上のデータを取得できる期間を無期限に拡大し、対昨年度比較の実施などが可能に。
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