電通は、特定領域に対応する「特化型AIペルソナ」を開発し、対話型システム「AI For Growth Talk」として運用を開始した。同社発表の「People Model」を基盤とし、日用品や耐久消費財、ブランドの愛用者、スポーツや音楽などの推し活ジャンルまで幅広く対応する。

「AI For Growth Talk」には、約750パターンのAIペルソナが搭載されており、年齢や性別に加えて健康の悩み、日常のこだわり、利用ブランド、メディア接触状況など多様な背景や価値観を反映している。これにより、時短志向の共働き世帯、教育投資を重視する家庭、動画系SNSヘビーユーザー、特定スポーツ競技のファン、飲料品のヘビーユーザー層など、具体的なペルソナ像に基づきターゲット層の反応や受け止め方をAI対話で把握できる。
新システムでは、従来の1対1インタビュー機能に加え、グループインタビューやペルソナ同士の会話、回答サマリー生成、テーマ別の会話モードも実装。インサイト抽出やアイデア発散、討論、合意形成など、多角的な検証が可能となった。

また、年内には社外向けにSaaSとして一部機能を提供予定で、ブラウザから手軽に利用できるようになる。これにより、日常業務での仮説検証を迅速に行うことが可能となる。電通は今後も「特化型AIペルソナ」の拡充を進める方針だ。
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