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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Online

MarkeZine Day 2026 Spring(AD)

シン・UGC領域の最適戦略設計。UGC“だけ”、フォロワー数“だけ”で考えない5つの思考法

 情報が飽和した現代において、従来のようにテレビCMや雑誌広告などの「PGC(Professional Generated Contents)」だけで認知から購買までを完結させることは、すでに困難と言えよう。一方、口コミやインフルエンサー投稿といった「UGC(User Generated Contents)」の重要性は叫ばれて久しいが、その戦略設計において明確な解を持てている企業はまだ少ない。MarkeZine Day 2026 Springでは、UGC領域に特化したマーケティングエージェンシーであるウィングリットの川上 慶士氏が登壇。累計5,000件以上の支援実績から導き出された、UGC戦略のポイントと本質的な考え方を、5つのトピックに凝縮して紹介した。

情報の99.9%をUGCが占める時代

 SNSやUGCの領域に長く携わり、ゼロイチの立ち上げから上場まで幅広く経験を積んできた川上氏。現在、執行役員 CBOとして身を置くウィングリットは、業界随一の「UGC領域におけるプロフェッショナル集団」だ。「UGC DRIVEN.」という言葉を掲げ、UGC領域の施策を戦略から実行まですべて請け負っている。社名には、「やり切る力(グリット)で、成功に導く」という想いが込められているという。

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ウィングリット 執行役員 CBO 川上 慶士氏

 MarkeZineでも連載した花王ヘアケア事業との取り組みをはじめ、同社の累計支援実績は5,000件以上。美容領域のみならず、食品や飲料、アパレル、観光、交通機関、金融、AI、行政まで、多種多様なカテゴリーを支援中だ。メンバーは約20名と少数精鋭ながら、創業7年で年間12億円もの売上を創出している。

 ウィングリットでは前提として、企業が完全にコントロールして制作したテレビCMやWebサイトといったコンテンツを「PGC」、生活者視点で発信される口コミやインフルエンサー投稿といったコンテンツを「UGC」と区別している。

 川上氏は本セッションのメインテーマに先駆けて、「UGCってそんなに必要?」という根本的な問いを提示した。

 この問いに対する川上氏の答えは「条件付きのYES」。すでにカテゴリーを牽引するトップ企業である場合や、潤沢な広告予算を有し、PGCによる広告の“一本足打法”で押しきれる企業である場合を除き、大半の企業ではUGCがプラスアルファの売上や事業インパクトを生む。広告効果が鈍化するなかでのリスクヘッジや、将来的な事業インパクトを仕込むための投資として、企業が積極的に取り組んでおきたい施策だ。

 「情報発信の民主化が進んだ現代、世の中にある情報の99.9%はUGCと言われています。情報媒体が多様化し、生活者の意思決定が複雑になっていくなか、施策をメディアファーストで考えるのは機能しづらい。そうではなく、コンテンツファースト、あるいはピープルファーストの発想を起点とし、その上で様々なメディアへコンテンツを横断的に展開し、最適化していくことがより求められていくでしょう」(川上氏)

 では、実際どのようにUGC戦略を設計すればいいのだろうか。川上氏は、UGC領域“だけ”で考えず、全体最適を見据えるべきとして、5つのポイントを提示した。本稿では一つひとつのポイントを詳細に解説していく。

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ポイント(1)「統一指標」で見る

 UGC“だけ”で考えず、PGCと組み合わせて戦略を練っていくうえで、まずマーケターの頭を悩ませるのが「KPIや指標」だろう。施策全体のなかで各指標の相関を見ていくのが望ましいものの、PGCとUGCでバラバラのKPIを横断的に紐づけるのは難しく、重要度も異なる。そのなかで、川上氏は比較的コントロールしやすい変数として「配信量」を挙げた。

 「『広告』と『インフルエンサーによるオーガニック投稿』では、あまりにも配信量の差がありすぎるのでは、と懸念されるかもしれません。しかし昨今、タイアップ投稿は第三者配信でブーストをかけることが当たり前です。つまり、タイアップ投稿もUGCというクリエイティブ素材でもあると捉えることが重要です。これにより、UGCとPGCが同じ“広告配信”というテーブルに乗り、Imp/再生数といった統一指標で比較できるようになります」(川上氏)

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 より深いKPI策定においては、インテージやカンターなどの調査データも欠かせない。しかし、PGCとUGCがそれぞれどれほどの成果を発揮するのか、確実にハンドリングできる統一指標であるからこそ、これら成果の記録はしやすく、試算もしやすい。「Imp/再生数」という統一指標の確立は、不透明になりがちなUGCの戦略設計や効果計測を、明確に数値で示す手段となり得るだろう。

次のページ
ポイント(2)ヒト軸・モノ軸で考える

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この記事の著者

安光 あずみ(ヤスミツ アズミ)

Web広告代理店で7年間、営業や広告ディレクターを経験し、タイアップ広告の企画やLP・バナー制作等に携わる。2024年に独立し、フリーライターへ転身。企業へのインタビュー記事から、体験レポート、SEO記事まで幅広く執筆。「ぼっちのazumiさん」名義でもnoteなどで発信中。ひとり旅が趣味。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社ウィングリット

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2026/05/22 10:00 https://markezine.jp/article/detail/50568

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