分業化が進んだアニメーション制作において、作品の統一感を持たせる上で重要な役割を果たしている「レイアウト」は、1974年にズイヨーによって制作された「アルプスの少女ハイジ」で高畑・宮崎監督がはじめて本格的に導入したシステムと言われている。
「スタジオジブリ・レイアウト展」は、スタジオジブリ、三鷹の森ジブリ美術館全面協力のもと、「風の谷のナウシカ」から今年の夏に公開予定の「崖の上のポニョ」まで宮崎監督直筆のレイアウトを中心に、両監督がジブリ以前に手掛けた作品も加えたレイアウト約1000点を日本で初めて公開する。これはアニメファンだけでなく、ネット動画を手がける人も必見。展覧会は、7月26日から9月28日まで江東区・木場公園内にある東京都現代美術館で開かれる。
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