ユーザーはわずか8秒で判断する
例え多くの人が広告原稿をクリックしてサイトに訪れたとしても、コンバージョンをさせないと意味がない。一般的に消費者が広告をクリックして、サイトに訪れても、今のユーザーはわずか8秒で「読むか読まないか」を判断して、すぐに立ち去ってく。
最終的に申込み完了までたどり着くのは、クリックした人の1%以下があたりまえ、無料サンプルの場合でも3%程度だと言われている。ただし、これだけ低いコンバージョン率であるため、改善の余地はいくらでもある。これから説明する戦略的なサイトを作成すれば、3%のコンバージョン率を2倍の6%にする事、4倍の12%にする事はそんなに難しくはない。
コンバージョン率の高いサイトは「つかみ」と「流れ」だ!
まず結論から言うと、コンバージョン率の高いサイトは「つかみ」及び「流れ」があると言える。
広告原稿をクリックした消費者は8秒以内にそのページを読むか読まないかを判断する。そのため、コンバージョン率を上げるための1つ目のポイントは、瞬間的に「このページはお客様の求めていたページですよ」ということがわかるようにして、消費者をガツンと「つかみ」、逃がさない事である。
2つ目のポイントは、「流れ」がキーになる。サイト入り口にある広告原稿と同じキャッチコピーや写真を見て、情報を読み問題に気づく。そして商品の提案を読み、商品の想いを読み、お客様の声を読み、オファーを読み、最後まで迷わない。これがサイトに必要なストーリーである。
当然ゴールは申込みであるため、最後に申込みフォームを入れることは基本中の基本であることは言うまでもない。(ちなみにフォーム部分では会員登録等はなるべく避けた方が良い)
商品・テーマごとに独立したキャンペーンサイトを作成すること!
まず大原則として、インターネット広告から誘導するサイトは、必ず商品ごとに独立したキャンペーンサイトにするべきである。たまにインターネット広告から自社サイトのトップページに誘導している広告主がいるが、これでは消費者が特定の商品を求めて広告をクリックしたのにもかかわらず、到達したページにて商品を探さなくてはならなくなるのでご法度だ。
また多くの広告主は自社サイトの商品ページに誘導しているが(トップページへ誘導するよりはマシだが)、他のページに遷移してしまう可能性があるためオススメできない。
インターネット広告から誘導するサイトは、完全にその「商品単体」で独立したキャンペーンサイト(ランディングページ)を作成するべきである。そして、そのキャンペーンサイトには「瞬発力と勢いで申し込ませる」構成が必要。もっと極端にいうと、その商品提案以外の余計な情報は省いて、必要最低限のコアな情報を提供し、「お申し込みへの誘導」のみを意識したサイトを制作するべきである。そして、そのキャンペーンサイトからは他のページに飛べないような形にしておく事が重要である。