GMOデジタルラボとインターゾーンは、自動車業界特化型のアプリ制作サービス「gNOTE+(ジーノートプラス)」を共同開発し、インターゾーンを通じてリリースした。
GMOデジタルラボは、店舗専用の集客支援型アプリをオーダーメイド制作するサービス「GMOおみせアプリ」を提供。一方インターゾーンは、車検受注・入庫管理システム「gNOTE(ジーノート)」などを通じて、自動車関連業界に特化したマーケティングを支援している。
昨今では、自動車の買い替えサイクルが長期化傾向にあるほか、自家用車を持たない選択をする人もいる。そのため自動車業界においては、新規顧客の獲得のみならず、既存顧客を店舗へ送客・集客する施策が欠かせない。既存顧客の集客には、車検やオイル交換などの適切なタイミングで接点を持つことが重要となることから、顧客管理システムの利用に加えて、情報発信もできる店舗アプリに注目が集まっている。そこで両社は、車検受注・入庫管理システムと連携した店舗アプリを制作できる同サービスの共同開発に至った。
同サービスでは、まず顧客の車の整備状態やステータスに応じて、お知らせやクーポンなどを自動配信することができる。たとえば「オイル交換時期になったら自動的にプッシュ通知で案内を配信」「車検満了日の3ヵ月前に、車検割引クーポンを配信」など、配信時期と内容を予め設定しておくことで、店舗スタッフの手間をかけることなく、集客につなげることが可能。個別配信にも対応しており、「半年間来店していない顧客へ、洗車クーポンを発行する」といった活用方法もある。
また、データに基づいた顧客の行動を分析し、販促に活用できる。具体的には、車検受注・入庫管理システム「gNOTE」に登録された情報に加え、アプリや来店を通じて収集したデータから顧客の行動を分析。これにより、「一定期間に5回来店した顧客へ限定クーポンを発行する」といった施策が可能だ。
顧客はアプリの利用によって、車検や定期点検などを行う際、空き状況を見ながら予約できる。同サービスでは、リアル店舗やコールセンター、ホームページなど、あらゆる接点での予約状況をシステム上に集約しており、予約状況はアプリへもリアルタイムで反映される。また「gNOTE」に登録されている個人情報や車輌情報を引き継ぐことができるため、予約時に改めて情報を入力する必要はない。
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