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ECのカゴ落ち、理由は「送料・手数料の高さ」/10代のQR決済利用率は約3割【ジャストシステム調査】

 ジャストシステムが運営するマーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」は、全国の17~69歳の男女1,100名を対象とした「Eコマース&アプリコマース月次定点調査」を、2017年4月から毎月1回実施している。

 ジャストシステムは今回、2018年1~12月までの調査データをまとめて分析し直し、その内容を「Eコマース&アプリコマース月次定点調査~2018年総集編 【トレンド版】」として発表した。 

EC利用者の5割強は、「3大ECサイト」のみを利用

 はじめに、2018年5月にECで商品を購入した人を対象に、利用するECサイトを調査。その結果、51.0%が「Amazon」「Yahoo!ショッピング」「楽天市場」の3つしか利用していなかったことがわかった。また、「その他のECサイトでも購入したが、その頻度は3大ECサイトより少ない」と答えた人は20.8%で、「その他のECサイトでも購入し、その頻度は3大ECサイトより多い」のは10.6%、「どちらも同程度」と答えたのは13.4%だった(2018年5月度調査)。

約3割がサブスクリプション型ECの利用を経験

 次に、EC利用経験者に向けて「サブスクリプション(定期購入)型Eコマース」を利用したことがあるかを調査。すると、31.3%が「利用したことがある」と回答した。サブスクリプションで購入したことがある商品・サービスとして最も多かったのは「飲料水や食品など(15.7%)」で、その後は「化粧品やファッションアイテム」「生活雑貨や消耗品など」(ともに12.9%)が並んだ(2018年3月度調査/複数回答あり)。

買い取りサービスの利用先、最多は「実店舗」

 続いて、自分が持っている商品を査定して買い取ってもらう「買い取りサービス」を利用した経験があるかを調査。その結果、「経験がある」と答えたのは52.6%だった。なお、買い取ってもらうために最も多くの人が利用したサービスは「実店舗での買い取り(23.5%)」で、次いで「インターネットオークション(22.7%)」「フリマアプリ(20.6%)」となった(2018年3月度調査/複数回答あり)。

約2割が「D2Cブランド」を認知

 さらに、流通業者など他社を通さず、商品を製造するメーカーが直接消費者に商品を販売する「D2C(Direct to Consumer)ブランド」の認知度を調査。その結果、「知っている」と答えたのは23.3%だった。年代別で見ると、10代(31.0%)、20代(31.5%)、30代(25.0%)、40代(20.0%)、50代(16.5%)、60代(19.5%)となり、若年層ほど認知率が高いことが明らかになった(2018年11月度調査)※。

※「D2Cブランドの商品を購入したことがある」「D2Cブランドを知っていて、購入したことはないが、興味はある」 「D2Cブランドを知っているが、購入したこともないし興味もない」の合計

ECの「カゴ落ち」、最多の理由は「送料や手数料が高かったから」

 また、過去1年間で、ECサイトで商品をカートに入れても購入しなかった「カゴ落ち」をしたことがあるかを尋ねたところ、「ある」と答えたのは73.8%だった。「カートに入れても購入をしないことが多い」と答えた人にその理由を聞いたところ、最も多くの人から挙がったのは「送料や手数料が高かったため(35.8%)」だった。次いで、「配送日が遅かったため」「選べる支払い方法が少なかったため」(ともに16.4%)が挙げられた(2018年1月度調査/複数回答あり)※。

※「カートに入れたものを、購入しないことが圧倒的に多い」「カートに入れたものを、購入しないことが多い」と答えた人が対象

半数以上が「EC端末としてAIスピーカーが普及する」と回答

 次に、2018年11月度調査において、AIスピーカーへの意識調査を実施。AIスピーカーを知っている人のうち、「AIスピーカーが将来、パソコンやスマートフォンのようにECで商品を購入する機器として広く普及すると思う」と答えた人は50.5%で、「どちらともいえない」人は38.8%、「普及しないと思う」人は10.7%だった。

 男女別に見てみると、「普及すると思う」男性は48.9%、女性は53.1%となった。対して「普及しないと思う」男性は13.1%、女性は6.9%でした。このことから、女性のほうがEC端末としてのAIスピーカー利用に肯定的であることが浮き彫りになった。

2016年と比べ、キャッシュレス決済の利用率が上昇

 さらに、リアル消費での支払いにおいて、「現金は使わない」「現金は使わないことが多い」と回答した人の割合を2018年6月度調査と2016年9月度調査で比較。その結果、キャッシュレス決済を選ぶ人が増加していることが判明した。

 2018年6月度調査において、携帯料金に「現金は使わない」「現金は使わないことが多い」と回答した人の割合は71.9%(2016年9月度調査:68.4%)、「公共料金」は56.7%(2016年9月度調査:54.6%)、「コンビニエンスストア」は34.5%(2016年9月度調査:27.2%)だった。

10代の「QR決済」利用率は3割強

 加えて、スマートフォン利用者に「QR決済」の利用状況を尋ねたところ、20.1%が「利用したことがある」と回答。年代別に見てみると、10代(30.3%)、20代(26.5%)、30代(23.0%)、40代(19.3%)、50代(13.5%)、60代(9.2%)となり、若年層ほど利用率が高いことがわかった(2018年11月度調査)※。

※「頻繁に利用する」「ときどき利用する」の合計

約6割がECサイトのLINEアカウントをフォロー

 最後に、2018年9月度調査において、ECサイトのアカウントをフォローしているSNSを調査。最も多くの人から挙がったのは「LINE(59.3%)」、次いで「Twitter(50.2%)」「Instagram」「Facebook」(ともに35.8%)だった。昨年から最もフォロー率が伸びたのは「Instagram」で、25.4%(2017年6月度調査)から35.8%(2018年9月度調査)と、約1.4倍に増加していることが明らかになった(複数回答あり)。

【調査概要】
調査期間:2018年1~12月の間、毎月1回実施
調査対象:「Fastask」のモニタのうち、17~69歳までを5歳ごとに、男女それぞれ50名ずつ割り付けて回収(合計1,100名)。
調査方法:セルフ型ネットリサーチ「Fastask」でのアンケート調査

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2019/02/14 07:00 https://markezine.jp/article/detail/30377

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