ログリーは、同社の提供するネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」を活用した動画広告サービス「LOGLY lift Video」の提供を開始した。同時に、動画広告領域における新しい仕組みの開発を推進すべく、Jストリームと協業することで合意した。
ログリーは、これまでレコメンドウィジェット型のネイティブ広告を中心に事業を展開してきた。今回動画広告を提供することで、広告主はネイティブ広告を通して、さらなるマーケティング施策の実施が可能になる。また媒体社は、高単価な動画広告によるさらなる収益向上が見込める。
昨今、「Better Ads Standards」がグローバルで定義されるなど、ユーザーが不快に思う広告枠について大きな問題となっている。特に、従来の動画広告においては、媒体上でユーザーが行動する前に動画を見せるというものがあり、ストレス要因となっていた。
レコメンドウィジェットでの動画広告は、ユーザーが記事を読み終わるなど、媒体での本来の目的を完了してから動画が再生されるため、ユーザーのメディア体験を阻害することなく動画視聴を実現できる。ログリーが実施したテスト配信では、従来のプロモーションにおける視聴完了率が3%前後だったものに対し、レコメンドウィジェットでの動画広告は視聴完了率8%という結果となった。
Jストリームとの協業では、主に動画領域で注目を集める「動画インタラクティブ化」を中心としたネイティブ広告の新しい動画広告の仕組みを開発し、広告主へ提供する。Jストリームのオリジナル動画広告メニュー「Tou#cheee(タッチィ)」とのコラボレーションにより、クライアントの保有するPR用動画に対してインタラクティブ機能を付与。インタラクティブ動画を埋め込んだランディングページに対して、ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」および「LOGLY lift Video」を用いた集客を行う。
集客後は、アナリストによる動画の再生閲覧状況やユーザーの態度変容などの分析を実施。潜在顧客の需要を顕在化させるに至るまでのPDCAサイクル構築をワンストップのパッケージソリューションとして提供していく。
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