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河野武のセカンドオピニオン

広告担当者のジレンマ~右脳と左脳をどう使いわけるべきか

今回取り上げる記事は「インターネット広告に派手な企画力はいらない」 "売れる"インターネット広告の極意です。 この記事の中でインターネット広告において、クリエイティブ力はそれほど重要ではないと指摘していますが、果たして本当にそうなのでしょうか。

【今回取り上げる記事】
「インターネット広告に派手な企画力はいらない」 "売れる"インターネット広告の極意

ロジカルなアプローチは100%正しい。しかし…

 このインタビューで話されていることは100%正しい。いわゆる正論です。LPOも同じで、デザイナには支持されないと思うけど、こういうロジカルなアプローチは費用対効果という観点では確実に効果を発揮するでしょうね。

 問題(というか意識しなければならないポイント)は、この方法だと手持ちの札の組み合わせなので「担当チームが発想できない本当の正解」には一生たどり着かないことです。それと、アイデアを思いつくたびに最適解を求めたトライアル&エラーを繰り返すので、終わりがないということです。遠回りになるかもしれないけど、確実にゴール(正解)に近づくやり方ですね。

 近づくかもしれないけど、永遠にたどり着けないかもしれない。だからベストな方法じゃない、かもしれない。こういうジレンマは常に存在しているのですが、たぶんクリエイティブの重要性を語る人の多くは、「一発目のアイデアが唯一の正解」である可能性を信じているからだと思う。そしてそれはプロである以上、当然持つべきプライドでもあります。

 実は、ぼくも「一発目の正解」を信じているひとりだったりします。ただ同時に「正解じゃないかも」という不安もかなりあるので、この手のチューニングはやったほうがいいでしょうね。

右脳と左脳の使い分け

 確率論として、右脳的に一発で正解を目指すのと、あるいは左脳的に微調整を加えながら正解を目指すのとでは、後者のほうが費用対効果においては間違いなく優れているでしょう。何回かに1回は前者のほうが優れていると思うし、経験豊富なクリエイターであればあるほどその割合は高まるでしょうけど(その魅力はめちゃくちゃ強いんだけど)、マーケティングを語る以上は科学的に説明できないとダメだし、人に依存しすぎるのは良くないので「あるべき論」としても後者が正しいのだと思います。

 特に、ここで取り上げられているような、バナーやリスティングなどのインターネット広告は、限られた予算で、なるだけ早く妥当な組み合わせ(暫定の正解)にたどり着いて、あとはそれを基準に新アイデアを出しては比較する。その繰り返し。ある意味、新人でもアルバイトのスタッフでも誰でもできる状態にしてしまうことが一番良かったりします。ある程度まではプログラムで自動化できちゃうし。

 個人的にはやっぱり素直に認められない部分があることも事実。それも含めて、広告活動のどこに右脳を使い、またどこは左脳的に考えるべきなのかを、ぼくらはもっと考えないといけませんね。

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この記事の著者

河野 武(コウノ タケシ)

1974年7月3日生まれ。立命館大学経済学部卒。コミュニケーション・デザイナー。マーケター。企画屋。 1997年、ニフティ入社。2001年にニフティ退職後、フリーターとして数年過ごし、2004年から2005年までオンライン書店ビーケーワンの専務取締役兼COOを務める。ECサイト初となるトラックバックを導入...

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