ジャストシステムは、「動画&動画広告 月次定点調査(2019年3月度)」を実施。結果を発表した。
エンゲージメント率が高いのは「ペットや動物」動画視聴中の広告
動画コンテンツ視聴時に動画広告を見かけた人に対して、その動画広告が購買やクリック、興味喚起といったエンゲージメントにつながったかを、動画コンテンツの種類別に尋ねた。
その結果、最もエンゲージメント率が高かったのは「ペットや動物の動画」視聴中に流れた動画広告、次いで「ノウハウやハウツーの動画」、「YouTuberによる投稿動画」だった。
一方、最もエンゲージメント率が低かったのは「ゲームやアニメなどの実況・解説動画」で、「ペットや動物の動画」と比べると、10ポイント以上の差が開いた。
有料サービス「YouTube Premium」の認知率は?
YouTubeで普段、動画コンテンツを視聴している人のうち、広告なしでコンテンツを閲覧できる有料サービス「YouTube Premium」を知っている人は65.0%、利用している人は6.4%という結果に。
年代別に見てみると、認知率が最も高かったのは10代(78.7%)で、利用率が最も高かったのは20代(13.6%)だった。
10~20代に普及する「月額制動画配信サービス」
月額制動画配信サービスを「現在利用している」人は20.8%で、2018年3月度調査の18.7%から、やや増加した。年代別に見ると、10代(27.0%)、20代(32.0%)、30代(22.0%)、40代(16.0%)、50代(17.5%)、60代(13.5%)で、10代と20代の利用率が高いことがわかった。
10代の半数以上が、SNSに動画投稿
SNS(※)で週に1回以上動画コンテンツを視聴する人のうち、SNSに動画を「よく投稿する」「ときどき投稿する」と答えた人の割合は31.8%で、2018年3月度調査の29.4%から増加した。特に10代は52.1%がSNSに動画を投稿しており、2018年3月度調査の45.1%から7ポイント増えていた。
(※)LINE、Facebook、Instagram、Twitter、MixChannel、Snapchat、TikTok、そのほかのSNSが対象。
【調査概要】
調査主体:ジャストシステム
調査人数:17~69歳の男女1,100名
調査方法:ネットリサーチ
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