unerryと鎌倉市、デジタルガレージ、昭文社の4者は、鎌倉市の観光課題であるオーバーツーリズムの解消に向け、観光客の行動を分析の上可視化し、動態情報を取得する調査の実施に関する協定を締結した。
オーバーツーリズムとは、観光地において訪問客の著しい増加等が、地域住民の生活や自然環境、景観等に対して負の影響をもたらしたり、観光客の満足度を著しく低下させたりするような状況を指す。
unerryは、ビーコンをシェア・相互利用するオフライン行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を運営。観光客のリアルな行動をセンシングして可視化・分析することで本事業に参画。昭文社は、旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」シリーズの無料読者付録アプリ「まっぷるリンク」によって、観光客の行動や人気スポットなどのデータを収集して本事業に提供する。デジタルガレージは、本事業の管理・運営を担い、調査およびマーケティングの支援を行う。
今回の調査は、鎌倉市が目指す、テクノロジーを活用して社会課題を解決する「パブリテック(Publitech)」の取り組みの一環。パブリテックとは、公共(Public)と技術(Technology)を掛け合わせた造語で、AI(人工知能)、ディープラーニング、ブロックチェーン等の先端技術を用いて、社会課題を解決することを指している。
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