SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第105号(2024年9月号)
特集「Update:BtoBマーケティングの進化を追う」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

有料動画配信サービス利用率2割に/認知トップはAmazonプライム・ビデオ【フィールドワークス調査】

 フィールドワークスと映像メディア総合研究所は、全国6,000人規模(うち有料動画配信利用者1,000人)のネットアンケート調査を実施し、定額制見放題(SVOD)、都度課金制レンタル(TVOD)、デジタルデータ購入(EST)の3つの有料動画配信サービスについて利用動向を分析し、結果の一部を公表した。

有料動画配信サービスの利用率はレンタルに迫る

 全回答者中、SVOD、TVOD、ESTのいずれかを過去1年以内に利用した人の割合(有料動画配信サービスの利用率)は20.6%となった。他の映像視聴サービスとの比較では、映画館が43.8%、DVD・ブルーレイのレンタルが24.6%、DVD・ブルーレイの購入が19.3%、有料テレビ放送が20.0%で、有料動画配信サービスは、有料テレビ放送とDVD・ブルーレイの購入を超え、レンタルの利用率に4ポイント差と迫った。定額制見放題(SVOD)が前年から3.9ポイント増加し17.7%となり、有料動画配信の利用を牽引した。

図1
図1

定額制見放題が存在感、都度課金制レンタル利用層は縮小傾向

 SVODとTVODのいずれかを利用するVOD利用者のうち、SVODのみを利用する層は57.2%、TVODのみを利用する層は7.3%、併用層は35.4%となった。VOD利用者全体のうち、SVOD利用層の割合は前年から1.2ポイント拡大し92.6%となった。一方、TVODの利用層は前年から3.6ポイント縮小し42.8%となり、SVODの存在感がさらに高まる結果となった。

図2
図2

Amazonプライム・ビデオがHuluを抜き認知トップに

 有料動画配信サービスの認知では、Amazonプライム・ビデオが前年から10.1ポイントと大幅に認知が進み49.1%を獲得し、前年までトップにいたHuluを1.7ポイント差で上回った。また、NetflixとDAZNも前年からの伸びが大きく、Netflixは7.4ポイント増で34.7%、DAZNは9.0ポイント増で32.1%の認知度となった。

図3
図3

利用率ではAmazonプライム、Netflixが上位

 一方、有料動画配信サービスの利用率(回答者全体における各サービスの利用者割合)では、Amazonプライム・ビデオが前年から2.5ポイント伸長して8.7%となり、後続をさらに引き離した。続くNetflixは、Huluを僅差で上回り利用率の2位に浮上した。アニメ専門サービスのdアニメストアは前年の14位から9位へと順位を上げて、上位10サービスに顔を出した。

図4

図4

【調査概要】
調査目的:有料動画配信サービス利用者の利用実態の把握
調査対象メディア・サービス:
(詳細調査)定額制見放題(SVOD)、都度課金制レンタル(TVOD)、デジタルデータ購入(EST)
(利用率のみ調査)映画興行、有料放送、DVD・ブルーレイのレンタル、DVD・ブルーレイの購入、無料動画サービス
調査期間:2019年6月28日~7月2日
調査対象者:13~69歳男女
調査エリア:全国
調査方法:インターネットアンケート調査
集計サンプル数:5,934人
調査企画:フィールドワークス/映像メディア総合研究所

【関連記事】
キメラ、Tubular Labsとパートナー契約 動画コンテンツの横断分析ソリューションを国内へ提供
2019年上期「スマホ動画広告出稿量」、1位はネスレ日本に【ビデオリサーチインタラクティブ調査】
カタリベ、企業がインフルエンサーの写真・動画を買い取る「Genical Market」を提供
SOPHOLAとMarkableが業務提携を締結 動画に対応した画像認識ソリューションを国内に提供へ
ALBERTのAIチャットボット「スグレス」、Jストリームと連携し動画を活用した回答が可能に

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2019/08/26 14:49 https://markezine.jp/article/detail/31854

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング