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チャットボットの構築・運用を支援し「育てる手間」を軽減 カラクリが「AIアドバイザー機能」を公開

 カラクリは、同社が提供するカスタマーサポート特化型AI「KARAKURI chatbot」の管理画面上に、AIが「初期設計時のFAQデータ整備」や接客力を向上させる「コミュニケーションフローの改善策」等を提案する新機能を追加した。

 同機能の搭載により、一般的にチャットボット導入のデメリットと言われていた「初期設計時のデータ整備」「チャットボット育成に必要な分析業務」の負担を軽減できる。

 AIがユーザーの関心度や行動を分析し、優先度の高い対応策を管理画面上で提示するため、専任オペレーターはより迅速な運用が可能に。導入企業のカスタマーエクスペリエンス向上に寄与する。

利用画面のイメージ
利用画面のイメージ

 機能を大きく分けると、「初期設計サポート」「運用サポート」の2つ。初期設定サポートでは、AIがチャットボット導入時に設定すべき「FAQデータの精査」「サポート範囲の特定」を支援。メールデータや既存FAQデータから「問い合わせの傾向分析」「優先度の高い会話パターン」を自動抽出するため、導入からローンチまでの期間を短縮できる。この機能はβ版の提供となり、現在一部企業で試験導入している。

 運用サポートでは、AIがチャットボット育成に悪影響を及ぼす「重複」「類似」データを抽出し、統合もしくは解決策を管理画面上で提示。誤回答を防止する。またユーザーの利用状況を基に、コミュニケーションにおける弱点、ユーザーの関心、重要な指標の変化などのデータを自動で判断し、優先度の高い対応策を提示する。これによりチャットボットの対応範囲および接客品質が向上する。

ユーザーの利用状況を表示する画面のイメージ
ユーザーの利用状況を表示する画面のイメージ

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2020/03/13 13:15 https://markezine.jp/article/detail/33014

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