ラクスルは2025年7月9日、都内にて新サービス「パーソナライズDM」の発表会を開催した。
「パーソナライズDM」は、顧客データや購買履歴をもとに顧客ごとに最適なメッセージ・デザイン・フォーマットによるクリエイティブを実現できる、ダイレクトメール(DM)サービスだ。具体的には、通常ハガキや圧着ハガキ、ギフト付きDMなど約30種類のフォーマットに対応しており、クリエイティブや文面を個別に最適化。パーソナライズされたDMの作成が可能となる。

また、各DMに掲載された固有のQRコードを顧客が読み取ると通知が届く仕組みにより、誰が・いつ・どの情報に反応したかをリアルタイムに把握できる。
さらに、企業が利用するSFA、MA、CRMなどのツールとの連携も可能だ。各種サービス内で抽出したリストに対しラクスル内でDM作成・送付を行ったり、送付後の反応に応じたネクストアクション(メール、DM送付など)を自動化したりできる。

同社 執行役員の木下治紀氏は、「新たなサービスによって、受け取り手の反応率の悪さや紙の無駄といったDMの課題を解消し、企業・消費者・社会への三方良しを実現してまいります。デジタルでは担保できない付加価値を作り、デジタルを補完するサービスとして拡大していきたいと思います」と述べた。

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