Spider Labs(スパイダーラボズ)は、アドフラウド対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ)」をウェブ広告主に対しても提供開始した。
サービス提供の背景には、 電通「2019年 日本の広告費」でデジタル広告費は2兆1048億円に上る一方、アドフラウド(広告詐欺)やブランドセーフティ(ブランドイメージを毀損するリスクと対処)といった広告の品質において、多くの課題を抱えている点が挙げられる。Spider AFで検知したアドフラウド被害額は、2019年7月から12月で約16.7億円となり、国内の被害は何十倍にも及ぶと予測している。
同社は、これまでウェブの領域のアドテクノロジー事業者向けにサービス展開をしてきたが、デジタル広告の品質および透明性の確保に関するニーズの高まりに対応すべく、今回のサービス提供に至った。
新サービスでは、アドフラウド対策だけでなく、広告掲載先の品質確保によるブランド毀損リスクを低減させる対策、アカウントの乗っ取りや複数生成によりポイントを取得する不正行為を自動で検知。Google Adsのサーチ広告、ディスプレイ広告において、常に最新のAI分析とロジックを元に、自動でアラートを出し、不審な配信面、ユーザー、IPの配信をブロックする。
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