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キャラクターマーケティングから学ぶ、ブランド資産構築&コミュニケーション術

『秘密結社 鷹の爪』吉田くんはなぜフォロワー数20万に? Twitterアカウント育成の方法論

 「秘密結社 鷹の爪」等の自社コンテンツを保有し、キャラクタープロデュースで培ったノウハウで企業のブランド資産構築を支援するディー・エル・イー(DLE)が、ブランド資産構築とSNSでのコミュニケーション術を解説する本連載。今回はキャラクターアカウントに学ぶ、Twitterにおけるコミュニケーション術、アカウント育成のポイントを解説する。

話題を生み出すために必要な2つの考え方

 近年、マーケティングにおいてキャラクターを活用する例は多く見受けられます。Twitterアカウントでキャラクターを活用されている企業様も多いですが、想定よりもキャラクターを活かしきれずに悩んでいる企業様も多いのではないでしょうか。

 今回は、弊社コンテンツの「秘密結社 鷹の爪」と「貝社員」、他社様事例を用いながら、Twitterにて話題を集められるノウハウ、投稿の特徴やポイントをデータと合わせて紹介していきます。

 まずは、Twitter上で話題を生み出すために心がけたい基本のポイント2つを弊社コンテンツの「秘密結社 鷹の爪」と「貝社員」の事例を用いて紹介します。

タイムラインでの拡散を考える

 話題を呼ぶには、ユーザーに興味を持ってもらい、いいね・リツイート(RT)で拡散してもらえるかが肝です。いいね・RTを促すキャンペーンを行うことで、リアルタイムで拡散してもらいやすくなります

 拡散といえば、RTと思う方も多いかと思いますが、いいねにも拡散の効果があります。「秘密結社 鷹の爪」の吉田くんのアカウントでは、いいね数が多い時の方がインプレッション数が高くなることも多く、新たなユーザーへのリーチも期待できることから、RTと同様にいいね数も重視しています。

 最近では、10月から米国の大統領選挙を前に、誤った情報の拡散を防ぐため、RTボタンを押すと引用RTになる使用に変わりました。それに伴い、RT数が減少していると言われていますが、このアカウントでは拡散力やフォロワー増加数への影響は特にありません。

 次の投稿は吉田くんアカウントでいいねを促すキャンペーンを実施した時のものです。

 これら一連の投稿は、2月14日のバレンタインデーにちなんで行った企画で、投稿に10いいねが集まるごとに、新たに投稿する画像内でチョコの絵を1つ増やすというもの(吉田くんがチョコをもらえるという設定)。期限までに獲得したいいね数に応じて結果が変わるという仕掛けによって、ユーザーのいいねを促すキャンペーンです。結果この企画ではいいね数が8,400となり、通常の投稿の約2倍を獲得することができました。

 このように、フォロワーにアクションを起こさせるような投稿をすることで、いいね・RTをしてもらいます。フォロワーに拡散(いいね・RT)してもらうことで、フォロワー外のユーザーへも話題を届けることが可能になります。

フォロワー外のユーザーに興味を持ってもらえそうな案を考える

 Twitterのトレンドや今流行のネタを察知し、そのトレンドに絡めた内容をハッシュタグ(#)をつけて投稿することで、フォロワー外のユーザーにも興味を持ってもらうことができます。

 また、コスプレネタもフォロワー外の興味を惹く方法の1つで、元ネタのファンに関心を持ってもらえます。10月31日のハロウィンでは数々のタレントがコスプレをし、SNSで話題になりました。凝ったコスプレはハロウィンだからこそ挑戦できるものですが、キャラクターの場合はコスプレと親和性が高く、いつでもコスプレができます。

 実際に「貝社員」のメインキャラクターであるアサリのアカウントでは、人気スマートフォンゲームのキャラクターのコスプレをしているイラストを投稿しました。結果、RT数4600となり、同月の平均RT数と比べ約15倍のRTを獲得できました。

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この記事の著者

家田 玲衣奈(イエダ レイナ)

大学時にIT企業のインターンにて、SNSマーケティングの経験を経て株式会社ディー・エル・イー(DLE)に入社。YoutubeやSNSなどを活用した自社IPのBtoCマーケティングおよびWebを中心とした自社のBtoBマーケティングを担当。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/12/18 08:00 https://markezine.jp/article/detail/35053

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