最新のマーケティングトレンドを1冊に集約!
MarkeZineの調査プロジェクト「MarkeZine RESEARCH」は1月13日、昨年に続く調査資料の第二弾として『マーケティング最新動向調査 2021』をリリースしました。
翔泳社の読者会員をベースに2020年9月に実施したインターネット調査によって、マーケティングに関わる1,000名超から回答を得ました。回答者の属性は51.1%が広告主企業で、勤務先の売上高は100億円以上が42.6%、ビジネス形態はBtoCが36.7%、BtoBが63.3%となりました。
今回は初の取り組みとして、MAやCRMなど、マーケティング活動を支える4つのツールについて具体的な製品名を示して質問を設けました。また、現状をより深く理解するために、有園 雄一氏(zonari代表執行役社長)、北 弘樹氏(電通 第2統合ソリューション局 エグゼクティブ・ソリューション・ディレクター)の特別寄稿を掲載しています。
コロナ禍とDXによって、企業のデジタルシフトが加速
本調査資料の注目ポイントを以下ご紹介します。
加速するデジタルシフト
従来からのデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れに、コロナ禍という大きな変化が加わり、企業がマーケティングのデジタルシフトを強化する動きが見られます。
今後3年間でマーケティング・販促予算全体が「増える」と回答したのは37.7%で、このうち最も多かったのは「自社HP・自社ECサイト」の55.2%、「ソーシャルメディア(広告を除く)」が49.0%で続き、自社を起点とした情報発信やダイレクトセールスの強化を考えている企業が多くなっています。
広告予算については、今後3年間で「増える」という回答が最も多かった媒体は「デジタル広告」で55.6%と突出して多くなっています。
マーケティング活動のデジタル化に関して、どのような取り組みを行なっているかについては、「デジタルツールへの積極的な投資」が40.7%と最も多く、「デジタル人材の採用と育成」が33.8%で続きました。
最も導入率が高いMAツールは「Pardot」
今回の調査では初の取り組みとして、マーケティング活動を支える以下のツールについて具体的な製品名を示して質問を設けました。
・DMP(データマネジメントプラットフォーム)/CDP(カスタマーデータプラットフォーム)
・MA(マーケティングオートメーション)
・CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)
・Marketing Suite(マーケティング活動全体を支援する製品群)
このうち、MAで最も導入率が高かったのは「Pardot(セールスフォース・ドットコム)」で、これに「Marketo(アドビ)」が続いています。
コロナ禍とマーケティング活動の変化
コロナ禍によってリアルな顧客接点が失われる中で、企業はマーケティング活動のデジタルシフトを強化しています。その結果、マーケティング担当者の役割・業務における変化では「デジタルの知識やスキルがより求められるようになった」が4割超と突出して多くなっています。
一方で、マーケティングのデジタル化に関する課題では、「デジタル化に向けた社内のナレッジが蓄積されていない」が4割超で最も多くなりました。コロナ禍以前から、デジタルマーケティングに取り組む企業は増加しており、その中で得られた知見やノウハウを、どのように共有し、活かしていくのかが、いま問われているのかもしれません。
クロス集計で「売上規模別」「ビジネス形態別(BtoC/BtoB)」の傾向が明らかに
本調査資料では、調査結果を「売上規模別」「ビジネス形態別(BtoC/BtoB)」の2つの切り口で分析しており、それぞれの投資意向、導入ツール、課題が明らかになりました。
「マーケティング最新動向調査 2021」商品概要
商品名:『マーケティング最新動向調査 2021』
編著:MarkeZine編集部+デジタルインファクト
発売日:2021年1月13日
判型:A4版 カラー/ページ数:204ページ
価格:書籍版:税込価格165,000円/PDFレギュラー版:税込価格165,000円 ほか
一覧性のある紙媒体でお届けする「書籍版」の他、検索性が高く、デジタル活用のしやすい「PDF版」をご用意しました。さらに、社内で活用の幅の広がる「法人内共有版」、調査結果として掲載されているグラフや表の全画像をまとめた「図表データ(ファイル形式:JPG)」をパッケージにしたセットメニューもあります。
■目次
1章 マーケティングをめぐる動向
消費者の動向
EC市場の動向
企業の動向
広告市場の動向
インターネット広告の成長をドライブする3つの要素
新型コロナがもたらした消費行動の変化
新型コロナが広告市場に与えたインパクト
2章 注目トピックと論考
マーケティングをめぐる5つの注目トピック
【特別寄稿】CX発想からUX思考への転換
【特別寄稿】“人”起点へと変わるテレビCMプランニング
3章 主要プラットフォーマーと広告会社の動向
Amazon/Apple/ByteDance(TikTok)/Facebook/Google/LINE/Twitter/
ヤフー(Zホールディングス)/楽天/国内広告会社の動向(電通・博報堂・サイバーエージェント)
4章 マーケティング最新動向調査(単純集計)
マーケティング・販促・広告予算
マーケティング施策・ツールの予算
顧客体験・DX・マーケティングのデジタル化
導入ツール
コロナ禍とマーケティング活動
売上への関与・デジタル化の課題
5章 マーケティング最新動向調査(クロス集計)
クロス集計―売上規模別―
クロス集計―ビジネス形態別(BtoC/BtoB)―
※ 詳しい内容やサンプル、商品メニューと価格表はこちらのページでご確認いただけます。
波乱の幕開けとなった2021年。先行きが不透明な中で、多くの企業がマーケティングにますます注力しようとしています。本調査資料がお届けする日本企業のマーケティングトレンドを、自社のマーケティング戦略、広告予算の策定、プレゼンテーションの資料作成、社員のリテラシー向上などに役立てていただければ幸いです。
「マーケティング最新動向調査 2021」商品詳細ページ
https://markezine.jp/research/