Z総研は、N.D.Promotionが運営するNom de plume(ノンデプルーム)読者を中心とした、Z世代コミュニティに所属するZ世代女子を対象に2021年下半期トレンド調査を実施。その結果を「Z総研2021年下半期トレンドランキング」として発表した。以下、一部内容を紹介する。
2021年下半期、流行った言葉1位は「はにゃ?」
まず2021年下半期に流行った言葉を調査した。結果、「はにゃ?」が1位に。お笑い芸人の丸山礼氏が演じる美術部長キャラ「井上千晶」で話題になった言葉で、2年連続で首位となった。
3位の「きまZ」は、YouTubeチャンネル「ウチら3姉妹」のとうあ氏から広まった言葉。気まずい時に使うという。
流行ったモノ・コトは「イカゲーム」「SHEIN」
次に、流行ったモノ・コトを調査した。結果、「TikTok」が1位となった。隙間時間の視聴だけでなく、思い出を写真だけでなく動画に残したいと考えるZ世代も多いという。
2位には「イカゲーム」がランクイン。作中に出てくる「タルゴナの型抜き」は、飲食店でイベントとして行われたほか、おうちカフェで作って楽しむ人もいたという。
3位は、中国発のファストファッション「SHEIN(シーイン)」がランクイン。安さと商品数の多さから注目を集めた。
流行った食べ物・飲み物は「スタバ新作」が首位に
続いて、流行った食べ物・飲み物を調査。結果、「スタバ新作」が首位となった。下半期は特に47都道府県フラペチーノが話題であったが、新作ドリンクの情報が解禁されると「#スタバ新作」がTwitterでトレンド入りし、Instagramでも同様のハッシュタグをつけて投稿する人が続出した。
次点で「地球グミ」がランクインした。上半期ランキングから人気は衰えず、サムネイル映え、動画映え抜群のお菓子として注目が集まったという。
2021年下半期は「コムドット」に注目が集まる
その他、2021年下半期に流行ったものは以下の通り。
SNS関連のランキングには、流行ったYouTuberランキングでも1位となった「コムドット」やそのメンバーのランクインが目立った。
2022年は「BE:FIRST」「INI」「SPY×FAMILY」などに注目
また、2022年のネクストトレンドをZ世代に予想してもらい、その結果をまとめた。
「BE:FIRST」は、ボーイズグループ発掘オーディション「THE FIRST」から誕生した7人組ダンス&ボーカルユニット。デビュー曲「Gifted.」が米国ビルボード“Hot Trending Songs”24時間チャートで1位になるなど、国内外で注目されている。
「ITZY」は、JYPエンターテインメントより2019年2月にデビューした5人組グローバル・ガールズ・グループ。ビジュアルの良さやダンスのかっこよさなどがTikTokでも話題になっている。
「INI」は、サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」で国民投票によって選ばれた11人組ボーイズグループ。「第63回 輝く!日本レコード大賞」で新人賞を受賞した。
「SPY×FAMILY」は、少年ジャンプ+で連載中のマンガ。スタイリッシュな絵柄でホームコメディを描いている。2022年にはアニメ化が決定していおり、注目の作品となっている。
「Y2Kファッション」は、「Year 2000」の略で、2000年頃に流行したファッションのことを指す。タイトなクロップドトップや厚底シューズなど、当時流行したアイテムを織り交ぜたファッションが海外セレブや韓国アイドルの間で流行し、日本のZ世代の間でも浸透し始めているという。
【調査概要】
調査時期:2021年11月10日~2021年11月21日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国 女870名
12歳以下1名、13~15歳266名、16~18歳492名、19~22歳89名、23~25歳22名
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