電通グループのマイデータ・インテリジェンス(以下、MDI)とTISインテックグループのアグレックスは、企業のマーケティング活動とデータプライバシーマネジメントを支援するサービスの提供を2021年6月より開始した。
同サービスは、企業が入手・管理する個人情報の正規化と、同意管理プラットフォームを活用した同意情報管理およびCRMシステムとの同意情報連携を行うもの。
アグレックスが提供するデータクレンジング・名寄せツール「Precisely Trillium」で、企業に散在するデータベースを正規化したうえで統合データベースの構築を行い、MDIが提供する同意管理プラットフォーム(Consent Management Platform、以下CMP)「dooi」に連携することで、2022年施行予定の改正個人情報保護法によって、企業側に求められる個人データの特定と個人データの共通IDでの管理を実現する。
これにより、生活者データを活用したサービスを提供する企業は、データプライバシーに対応した適切なマーケティング活動が可能になると同時に、生活者の個人情報を安全に取得、管理することが可能となる。
また、両社のノウハウを活かした、データ戦略やプライバシーポリシー策定のコンサルティング、コンタクトセンターやDM発送など顧客接点に関わるBPO業務のサービスも用意されているため、企業はマーケティング活動全般の高度化へのサポートも受けられる。
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