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ネットユーザー約3万人が選んだWebサイトランキング、1位は楽天市場/日経BPコンサルティング調査

 日経BPコンサルティングは、約3万人のネットユーザーが国内500のサイトを評価する「Webブランド調査2021-春夏」の結果を発表。以下、一部内容を紹介する。

総合ランキングは「楽天市場」 2019-秋冬以来の首位を獲得

 調査対象500サイト中の総合ランキング第1位となったのは「楽天市場」で、2019-秋冬調査以来の首位を獲得した。第2位は前回トップの「Yahoo! JAPAN」、第3位の「Amazon」は前回5位から順位を上げた。

クリック/タップで拡大
「Webブランド調査2021-春夏」総合ランキングトップ10(クリック/タップで1~50位まで表示)

 第1位の「楽天市場」のWebブランド指数(WBI)は、前回107.8ポイントから5.2ポイント増の113.0ポイント。個別の評価指標のうち、「行動喚起」の評価が500サイト中1位と極めて高く、サイトからの製品・サービスの購入やキャンペーンコンテンツの利用など、サイト接触をきっかけとした行動が活発なサイトとなっている。

 自由意見ではポイントサービスへの言及が多く、サイトの積極的な利用を促していることが伺える。サイトに対する「好感(気に入っている、好きである)」の評価も高く、日々の生活に密着したオンラインショッピングサイトとして高い支持を得ていることがわかる。

一般企業サイト編トップは「サントリー」

 一般企業サイト編トップ3は「サントリー」「キユーピー商品サイト」「パナソニック商品情報」となった。

 第1位の「サントリー」のWBIは前回のスコアから3.7ポイント増の84.4ポイントで、8回連続トップ。500サイトでの全体順位は第7位だった。個別の指標では「態度変容:企業活動」が、前回から増減なしの93.7ポイントとなり、500サイト全体でトップの評価を獲得した。

 自由意見では、コーポレートメッセージ「水と生きる」を掲げた動画が、今回の調査でも高い評価を得た。また、今回は「製品・サービスへの関心」の評価が上昇したことで、「態度変容:製品・サービス」のスコアを伸ばした。

スコアが大きく上昇したサイトは「楽天カード」

 前回から今回にかけてスコアが大きく上昇したサイトのトップ3は「楽天カード」「永谷園」「CLUB Panasonic」となった。「楽天カード」は前回から19.9ポイント増の89.7ポイント、「永谷園」は14.6ポイント増の67.8ポイントであった。

 「楽天カード」は6つの個別指数すべての評価が前回を上回った。特に「サイト・ロイヤルティ」「態度変容:製品・サービス」「行動喚起」「態度変容:企業活動」の4項目は10ポイント以上スコアが上昇。総合ランキングトップの「楽天市場」と同様に、自由意見では楽天ポイントに関するコメントが多く見られ、サイト上で「ポイントが貯まる」キャンペーンコンテンツへの注目度が高かった。

 サイトをリニューアルした「永谷園」は、「サイト・ユーザビリティ」のスコアが大幅に上昇。トップページのコンテンツとして、「アレンジレシピ」「食や品質、環境活動」といった製品・サービスと企業の取り組みという両面での情報発信を行っており、「態度変容:製品・サービス」「態度変容:企業活動」の指標がともに上昇した。

 ノミネートサイト500サイトのうち、前回2020-秋冬調査から今回2021-春夏調査の間にトップページをリニューアルしたサイトは61サイトであった。リニューアルの傾向として、インターネット注文やオンライン接客などへの導線を拡充し、オンラインでの行動喚起を強化したサイトが増えつつあった。また、コーポレートサイトを中心に、トップページ上で企業の理念・パーパスやサステナビリティへの取り組みを軸としたサイトへリニューアルする動きも見られた。

【調査概要】
調査主体:日経BPコンサルティング
調査目的:Webサイトのブランド力を測定し、企業や団体のWebにおけるブランド・コミュニケーション戦略の成果を定点観測する
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国、20歳以上のネットユーザー(日経BPコンサルティングの提携調査会社の調査モニター)
有効回答数: 37,236件
調査対象ブランド:企業や団体が運営する日本の主要500サイト
調査期間:2021年4月2日~4月15日※半年ごとに年2回実施(4月、10月)

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MarkeZine(マーケジン)
2021/06/24 09:45 https://markezine.jp/article/detail/36640

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