日用品流通の情報基盤を運営するプラネットは、2,000人の20代に対し「ライフスタイルと身だしなみに関する意識調査」を実施。その結果を発表した。
音声通話を使用する人は約3割
まず、スマホで利用している機能について聞いたところ、最も割合が高かったのは「SNS(インスタグラム、ツイッター、フェイスブックなど)」で53.7%となった。全項目の中で唯一半数を超える割合になっており、若者の間でSNSがいかに普及しているかが示されている。
2位は「動画・映像コンテンツの視聴(YouTube、Amazonプライム・ビデオなど)」で47.7%、3位が「コミュニケーションアプリ・メッセージアプリ(LINE、Messengerなど)」で42.5%、4位が「メール(キャリアメール・無料メールなど)」で42.3%と並んだ。
「動画・映像コンテンツの視聴」は、「コミュニケーションアプリ・メッセージアプリ」や「メール」を抑えて2位に来ており、携帯電話がスマホの出現・進化・普及により、コミュニケーションだけでなく、エンターテインメントのためのアイテムとして定着していることがわかる。また、少し前まではスマホでも、音楽の利用が多かったが、今回の調査では「音楽再生(Apple Music・Spotifyなど)」は33.9%と「動画・映像コンテンツ」よりも少なくなっていることがわかる。
コミュニケーションの観点で見ると、「音声通話」を利用する人の割合は26.9%。他は、「ショートメッセージ(SMS)」が24.0%、「テレビ電話・ビデオ通話」が16.7%となっている。また、ほとんどの項目で、利用していると回答した人の割合は、男性よりも女性のほうが高くなっていることも特徴として見てとれる。
マスクで隠れる部分の他人の身だしなみに気にならない人が約7割
続いて、マスクで隠れる部分の身だしなみに関する若者の意識を調査した。
結果は、25.4%が「自分はコロナ禍以前から気をつけているが、他人はきちんとしていなくても構わないと思う」で最も多く、2位が「自分はコロナ禍以前と比べて気を使わなくなったので、他人もきちんとしていなくても構わないと思う」で24.7%となった。
合計すると、「他人もきちんとするべきだと思う」と回答した割合は33.2%で「他人はきちんとしていなくても構わないと思う」は66.9%となった。
「自分はコロナ禍以前から気をつけているので、他人もきちんとするべきだと思う」という人も19.6%いるが、自分の身だしなみによらず、他人の身だしなみにはそこまで注意を払わない傾向が強いと考えられる。
約8割がスキンケアアイテムを使用
次に使用しているスキンケアアイテムを聞くと、「スキンケアアイテムは使用しない」と回答したのは22.0%で、約8割が何らかのアイテムを使用していることがわかった。
具体的には「洗顔料」が断トツで62.8%。2位以下は「化粧水・ローション(フェイスケア)」が47.6%、「乳液・保湿クリーム(フェイスケア)」が37.4%、「ボディソープ・全身洗浄料」が35.6%、「リップクリーム」が32.9%と続いた。ほとんどの項目で女性が大差をつけて高い割合になっているが、「洗顔料」だけは男性も51.4%で半数を越える結果となった。
男女ともに「値段」が商品を選ぶ理由で最多
日用品や化粧品を購入する際の購入基準を聞くと、最も割合が高かったのは「値段」で61.3%となった。男性は56.6%で女性が66.0%と女性の割合が高い。
ただ、「値段」以上に、2位の「性能」は全体が45.2%のうち、男性が37.6%、女性は52.8%、3位の「評判、口コミ」は全体が25.0%のうち男性が18.1%、女性が31.8%と男女差が大きくなっている。
【調査概要】
調査機関:ネオマーケティング
期間:2023年1月13日~1月18日
対象:インターネット上におけるの20代2,000人
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