集計基準を変更した2005年4月以降で最多の月間倒産件数を記録した10月は、すべての業種で前年同月比増加となり、このうち製造業、小売業、サービス業、建設業が最多となっている。
地域別では、関東を中心に7地域で前年同月比が増加し、地方圏で小規模企業の倒産が増加。このうち、関東では、内需停滞から、ソフトウエア、広告を中心としたサービス業、小売業の倒産が高水準となっている。
また、10月は上場企業の倒産が、建設・不動産業を中心に8件と多発し、2か月連続で過去最多を更新。この結果、2008年の上場企業倒産は上場廃止1件を含め28件に達し、戦後最多の2002年の29件を上回るのは確実な情勢となっている。
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