ディー・エヌ・エー(DeNA)の第3四半期の売上高は93億9300万円(前年同期比12%増)、営業利益は39億6200万円(1%増)となった。
モバイル事業では、売上高は221億4300万円(前年同期比38.0%増)、営業利益は119億6800万円(33.3%増)。「モバゲータウン」の主要な収益源であるアバター関連の売上が下げ止まり、アイテム課金型ゲームの売上が成長した。「ポケットアフィリエイト」は累積媒体主数が54万に達し、他社メディアの売上成長が加速している。
広告では、2008年7月に、ディーツー コミュニケーションズおよびサイバー・コミュニケーションズと、広告枠の販売に関する包括的代理店契約を締結したことによって、第3四半期の純広告の売上 が伸長。しかし、大手広告主とのタイアップ広告、コンテンツ連動型広告の売上は、景況感の悪化などによる影響を受けて減収となった。
年末商戦が活況となったWebコマース事業では、取扱高や広告関連の売上が好調で、売上高は39億100万円(前年同期比18.0%増)、営業利益は9億8900万円(12.0%増)となった。
DeNAは第3四半期に、インターネット旅行事業の強化や、中高年向けSNS「趣味人倶楽部」などの新規事業の推進を行ったが、これらの事業の売上高は10億5000万円(前年同期比2.1%増)、営業損失は4億7000万円となっている。
【関連記事】
・DeNA、アバター関連売上低調で業績予想を下方修正
・DeNA米子会社、英語圏に向けて携帯サイト「モバミングル」公開
・DeNA、モバゲー広告枠でD2Cとcciと包括的代理店契約
・DeNA、モバイル向けP4P広告配信サービス「ポケットマッチ」スタート