Mac OS XとWindows用ともにパブリックベータとして公開された「Safari 4」は、新しいNitroエンジンによりってJavaScriptの実行速度の大幅改善を実現した。アップルによると、JavaScriptの実行速度は、Safariの前バージョンに比べて4.2倍速くなり、IE7より最大30倍速く、Firefox 3よりも3倍以上速く実行することができる。
Safari 4では、HTML 5のサポートによって、ウェブベースのアプリケーションはオフラインでも情報をローカルに保存することができるほか、リフレクション、グラディエント、プレシジョンマスクを使ったウェブグラフィックスを可能にするCSS効果もサポートしている。
そのほか、頻繁に訪れるページを美しいプレビューで表示し、ワンクリックで好きなサイトにジャンプすることができる「Top Sites」や、訪問したウェブサイトの履歴やブックマークの検索がiTunesでアルバムアートをめくるように使える「Cover Flow」などのユーザー向けの機能に加えて、ウェブ開発者向けに、ウェブサイトをデバッグ、微調整、最適化して最高のパフォーマンスと互換性を実現するためのツールも内蔵されている。
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