家計簿デジタル派・アナログ派はほぼ同数
2月に行われた調査では、家計簿をつけている人は全体の34.3%で、家計管理ツールを利用していない人は過半数を超えている。利用している家計簿ベスト3は、「市販の家計簿(冊子)」「Excelなど表計算ソフトで作った家計簿」「ノートや手帳」で、「アナログ派」は51.9%、「デジタル派」は45.2%となっている。「アナログ派」が「デジタル派」を6.7ポイント上回っているが、今後は拮抗、あるいは逆転しそうな気配だ。
「デジタル派」に注目すると、無料で入手もしくは手元のソフトを利用した家計簿は32.1%で、「市販のパソコン家計簿ソフト・資産管理ソフト」(13.1%)を約20ポイント上回っている。特に「Excelなど表計算ソフトで作った家計簿」が最も多く利用されている点については、自分用にカスタマイズできるメリットが評価されたものと考えられる。
家計や資産の管理者は「妻」が3割
家計簿をつけ始めた時期については、「それ以上前(2年超前)」が7割近くで最も多く、多くの人は長期にわたって習慣化していることがわかる。また、ここ1年以内の時期に始めた人も15.9%にのぼっており、経済状況の厳しさから家計に目を向ける動きも見られるようだ。
また、世帯の家計や資産運用の管理者をたずねると、「妻」が30.8%で最も多く、次いで「夫」が15.8%。「夫婦で相談して決めている」も14.3%で続いているが、夫か妻のどちらかに任せるという人は半数近くとなっている。
このほかに、5.9%ではあるが「夫婦別々に行っている」という家庭もあり、今後はこうした家庭も決して珍しいものではなくなるのかもしれない。
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