BitTorrentは、2月26日、映画、テレビ番組、ドラマ、ミュージックビデオ、ゲームなどのコンテンツを配信する"BitTorrent Entertainment Network"を立ち上げ、www.bittorrent.com内で米国向けにサービスを開始したことを2月26日に発表した。
このネットワークには、20世紀フォックス、LIONSGATE、パラマウント・ピクチャーズ、ワーナー・ブラザーズ・ホームエンターテインメント、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー・スタジオなどの大手映画会社やテレビネットワークが参画し、「スーパーマン リターンズ」、「M:I-2」、「ワールド・トレード・センター」、「サイドウェイズ」などの映画作品や、人気ドラマシリーズ「24」や、MTV、アニメなどをダウンロード可能なデジタルコンテンツとして提供する。
利用の際には、会員登録を行い、BitTorrentのクライアントソフトをインストールする。ほしいタイトルを見つけたら、レンタルか購入を選択してファイルをダウンロード。レンタルに際しては、視聴可能な期間に制限が設けられている。料金は、ビデオのレンタル・購入の場合、2.99ドルか3.99ドル、テレビ番組やミュージックビデオのダウンロードは1.99ドル。映画の予告編などのフリーコンテンツは、デジタル著作権管理(DRM)による制限なしで、すべてのプラットフォームで利用できる。また、BitTorrent Entertainment Networkでは、自主制作の映画、音楽、ゲームを登録して、公開することも可能。
BitTorrentは、P2Pによるファイル配布プロトコル「BitTorrent」を開発したブラム・コーエンがCEOを務める。同社によると、BitTorrentクライアントは、世界中に1億3500万台のコンピュータで利用されているという。
プレスリリース:"BitTorrent, Inc. Launches the BitTorrent Entertainment Network"