家族や子どものためのオンラインショッピング
昨年11月から今年の1月にかけて、日本、中国、インド、香港、シンガポール、マレーシア、台湾、韓国で行われた調査では、インターネットユーザーで、子供を持つ20~49歳の母親2859名から回答を得た。母親たちが商品購入の際の情報源として最もよく利用しているのは、「友人、家族、同僚など身近な人たちによって構成されたオンラインのネットワーク」。2位の「オンラインのカスタマーレビュー」も含め、インターネット上の情報源が上位を占めている。
母親にとって、自分、家族、子供のための商品を買う際に、オンラインショッピングは欠かせない購入手段となっており、家族や子供のためのオンラインショッピングの利用率が最も高かったのは中国(87%)。次いで韓国(82%)、日本(68%)と続いている。オンラインショッピングを利用する理由として、台湾では「販売員からのプレッシャーがないから」が高く、一方インドでは「オンラインの方が価格が安いから」と回答する率が高いなど、国によっての差異も明らかになった。
日本の母親に最も影響力があるのは「ショッピングサイトの情報」
日本の母親にとって、ショッピングサイトは商品購入のプロセスで最も影響力のある情報源となっており、子供や家族のための商品情報に関する情報源として、「友人、家族、同僚」(65%)を上回り、「ショッピングサイト」(69%)がトップとなった。
またよく利用する情報源のトップ10のうち、半数がオンラインのツールやサイトであり、他の国々と比較しても高い傾向にある。また、オンラインショッピングの利用率(過去1年間)も68%と高く、日本の母親たちの中で、ショッピングサイトで商品の情報を調べ、購入するという購買プロセスが定着していることが明らかになった。
<子供や家族のための商品情報を得る情報源(複数回答)>
1位 ショッピングサイト(69%)
2位 友人/家族/同僚(65%)
3位 価格比較ウェブサイト(60%)
4位 検索エンジン(57%)
5位 印刷されたパンフレット/カタログ(54%)
6位 テレビ(49%)
7位 掲示情報/店内の製品ディスプレイ(47%)
8位 オンラインのカスタマーレビュー(43%)
9位 雑誌(38%)
10位 母親向け育児ウェブサイト(38%)
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