アジア太平洋地域における5月の総ユニークビジター数は4億9277万人で、Googleはその約55%にあたる2億7000万人を獲得。ランキングのトップ3は、「Google」「Microsoft」「Yahoo!」と米国勢が独占した。しかし、4位「Baidu.com」、5位「Tencent」、6位「SINA Corporation」、7位「Alibaba.com」、8位「Sohu.com」と中国勢が躍進しており、9位に「Facebook.com」が登場している。
中国勢のなかでもポータルサイトを運営する「Tencent」は訪問者の1か月間の滞在時間が6.5時間と最も多く、1ユーザーあたりの閲覧ページ数も、Googleは171ページ、Facebookが318ページなのに対して、716ページと群を抜いている。
各市場でリーチ1位となったサイトをまとめたのが上の表だ。アジア太平洋地域全体では、インド、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ベトナムで利用されている「Google」がトップ。「Yahoo!」は香港、日本、台湾で90%前後の訪問者を獲得し、マイクロソフトはオーストラリアにおいて、93%という圧倒的なリーチをもっている。また、中国ではTencent、韓国ではNHNがトップ。Facebookはフィリピンでは約93%のネットユーザーにリーチしている。
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