米Yahoo!は、2007年第1四半期決算の発表を現地時間の4月17日に行った。2007年第1四半期の売上高は、前年同期比7%増の16億7,200万ドル、営業利益は同16%減の1億6,900万ドル。純利益は11%減の1億4,200万ドルとなった。
第1四半期にYahoo!は、PCと携帯の2つの検索市場におけるシェア獲得のためにさまざまな戦略を打ってきた。特に大きな話題を呼んだのは、広告主向けに公開された新たな広告配信プラットフォームで、日本国内でもこの動きに対する関心が非常に高まっている。また、Nokia、OperaSoftware、サムスン電子、LG電子らと提携を結び、携帯向けの新しいサービスYahoo! Go for Mobile 2.0の開発を進めるなど、常に攻め続けてきた。
これらの戦略の成果を、この四半期中に手に入れることはできなかったが、米国検索市場でますます広がるGoogleとの差を詰めるためにも、Yahoo!は攻めの姿勢をゆるめるわけにはいかない。注目のGoogleの第1四半期決算発表は、現地時間の4月19日に行われる。
プレスリリース:"Yahoo! Reports First Quarter 2007 Financial Results"