米Googleが現地時間の4月19日、第1四半期決算発表を行った。発表された資料によると、売上高は36億6,000万ドルで、これは前年同期比63%増、前期比14%増となった。また、GAAPベースで見た営業利益は前年同期比64%増の12億2,000万ドル、純利益は同68%増の10億ドル。GAAPベースの1株あたりの利益は3.18ドルとなった。
売上の内訳を見ると、Googleが所有するサイトからは22億8,000万ドル。これは総売上高の62%に達し、前年同期比では76%増。また、Google NetworkのAdSenseプログラムからは13億5,000万ドルで総売上高の37%。売上高を国別に見ると、米国以外の売上は17億1,000万ドルで、これは当期総売上高の47%に達する。そのうち、英国の売上は5億7,800万ドル。
支出を見ると、TACは11億3,000万ドルで、これは総売上高の31%におよぶ。TACのほとんどはAdSenseパートナーに対する支払いで、当期は10億5,000万ドル。残りはGoogleのサイトにトラフィックを誘導するディストリビューションパートナーなどに支払われた7,300万ドルとなっている。GoogleのサイトとAdSenseパートナーに配信された広告関連で、支払いが発生したクリックは前年同期比で52%増加、前期比13%増。
また、決算発表と同時に、経営陣に加わっていたスタンフォード大学学長のジョン・L・へネシー氏がLead Independent Directorに選出されたことも発表された。