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短期集中コラム iPadマーケティング最前線

特長とユーザー像から考察するiPadマーケティングの可能性

iPadマーケティングでできること

 最後に、iPadがもたらしつつある3つの変化とiPadユーザーの実態から見える3つの特長から、iPadのマーケティング活用にはどのような可能性が秘められているのか、見解を示してみたい。

 iPadのマーケティングにおける活用方法としては、次の3種類があると言えるだろう。

  • 商品や企業理解を促進させるブランディング目的での活用
  • 集客・販促目的での活用
  • リアル店舗の販売促進をアシストする目的での活用

 例えば、マルチタッチスクリーンで商品の実物大と同じクリエイティブを作ることができれば、臨場感を醸成しながら商品理解を促進することが可能だろう。

 また、アプリを経由した購入経験値が高いiPadユーザーを対象にしたEコマースを展開すれば、Webサイトやカタログでは体験することができない、購買経験を与えることができ新たな買い物ニーズを喚起できるかもしれない。

 リテールの補完という点では、ポータブル性の高いiPadに情報を整理して詰め込むことで、どんなシーンでも必要な情報を取り出し、分かりやすいクリエイティブでリテールの補完をすることができるだろう。例えば、新車を購入する際、車体のカラーやオプション追加でどのようなアウトプットイメージになるのかがiPad上のフリック操作で一目瞭然になれば、消費者の意思決定の早期化と購買促進につながる。

 もちろん現状ではターゲットを選ぶ形ではあるが、iPadを上手く活用することで、認知~理解~行動というマーケティングにおける一連プロセスをカバーできるというわけだ。それだけの可能性を秘めていると言えるだろう。

 次回はそれぞれの目的でiPadをマーケティングに活用した最新の事例を紹介していく。

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この記事の著者

野崎 耕司(ノザキ コウジ)

宮城大学大学院事業構想学研究科卒。2006年1月ビルコム株式会社に入社。
コンサル、不動産、Webサービス、出版などBtoB、BtoCなど幅広い業界でのPRコンサルティングを経験。2009年1月より、同社のブランディング、マーケティング活動に従事。デジタルツールを駆使したマーケティングプランニングに精通しており、共著...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/09/25 11:00 https://markezine.jp/article/detail/11492

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