株式会社ロックオンは、5月24日、eマーケティング効果測定システム「EBiS(エビス)」のAPIベータ版の提供を開始したと発表した。効果測定サービスとしては日本初(当社調べ)の提供となる。
これまでの効果測定システムは、特定のWebページが読み込まれたことを、成果と見なしてきた。しかし、考えてみると企業にとっての成果とは、ページの読み込みではなく、企業にもたらされた利益で判定されるべきだ。いくらWebページが読まれても利益に結びつかなければ効果があるとはいえない。こうしたことから、実際一部の先進的な企業は、すでに効果測定システムと顧客情報を連携したマーケティング活動を独自に構築している。
最終的に成果といえるのは、例えばクレジットカードの申込者獲得を目的としたマーケティング活動においては、資料請求完了ページの読み込みではなく、捺印された申込書が返送された時点だろう。また健康食品のECサイトにおいては、サンプル請求完了ページの読み込みではなく、1年後にも継続して購入いただけるようなリピート顧客獲得だ。
前書きが長くなったが、ロックオンが、eマーケティング効果測定システムEBiSに蓄積されたデータを外部システムから利用することが可能となるEBiS-APIサービスを提供することにいたったのは、このような背景があったからだという。このサービスにより、企業はCRMシステムなど、企業にとっての本来の成果が蓄積された独自のシステムと、EBiSが蓄積するeマーケティング効果測定データをより有効に利用することができ、低価格で、高度なマーケティングの実現が可能だという。
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プレスリリース:「株式会社ロックオン eマーケティング効果測定システム『EBiS』のAPIを提供開始」(PDF)