調査は、事前調査をもとに、ツイッター上での発言数が多かった、グルーポン(日本のみ)、piku、ポンパレ、CooPa、カウポンの5サービスを対象に10月下旬に行われた。
調査対象期間では、各サービスともツイッター上の発言数に大きな違いはみられなかったが、リーチ数(キーワード条件の発言者と、その発言者のユニークフォロワー数)ではpikuが49%と最も多くなっている。発言アカウントでは、歌手の広瀬香美さん(@kohmi)が発言し、pikuのリーチ数に大きな影響を与えていた。
グルーポンは、リーチ数に比べ露出数(tGRP:対象キーワードを含む発言が、延べ何ユーザーに届いているかを表す、テレビのGRP(延べ視聴率)に相当する指標)の割合が多い。これは、1ユーザーが複数のグルーポン関連の発言をしているアカウントをフォローしているためと考えられる。したがって、他サービスに比べ、グルーポンに関わる発言に関心が高いユーザーが多く集まっている可能性がある。
また、クーポン系のサービスにおいては、ユーザーのクチコミによる情報拡散ではなく、クーポン情報まとめサイトやサービスの公式アカウントなどが、情報の拡散において重要な役割を担っていることが明らかになった。
少なくとも今回の調査期間内では、すべてのサービスに対し、影響力の高いユーザー上位20位以内の半分以上のアカウントは、クーポン情報をツイートするまとめサイトなどのアカウントであり、宣伝目的のアカウントが多くのリーチ数を獲得。クーポン系のサービスでは、ツイッターにおけるユーザーのクチコミによる情報拡散ではなく、クーポンまとめサイトなどのアカウントが、情報の拡散における重要な役割を担っている。
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