高校生、デコれないツイッターは「カワイくない」
リクルートは、6月から9月にかけて、進学情報サイト「リクルート進学ネット」の利用者を対象に調査を行い、高校生780名から有効回答を得た。ツイッターの認知度については、「知っているけど、使ったことはない」という回答がもっとも多く(74.4%)、「知らない」が11.2%。「使っている」という回答は13%だった。
リクルートはこの結果について、高校生は、もともとメールでもブログでも数十文字しか書かない文化であり、気持ちを伝えるのは文章ではなくデコメや顔文字。彼らからすれば、ツイッターは「何が新しいの?」という感覚であるとともに、逆に、デコれないツイッターは「カワイくない」「見づらい」という評価になっていると分析している。
また、高校生のネット利用は携帯経由が圧倒的となっており、現状では、ツイッターは18歳未満の契約者の端末からはアクセスできない制限がかかっていることも、ツイッター利用者が増えない一因となっているようだ。
同級生と同じことができないスマートフォンには興味なし?
また、スマートフォン所有者は高校生全体の6.7%。「持っておらず、興味はあるが購入はしないと思う」は4割を占め、「持っていないし興味もまったくない」と答えた人も3割以上にのぼった。調査データからは、高校生は、「(購入金額が)高い」といった金銭的な要因以上に、携帯サイトやデコメなどの「今使っている機能が使えなくなる」=「仲間と同じことができなくなる」ということが気になっている様子がうかがえる。
しかし、現状のガラケー(ガラパゴス携帯)の機能を維持したスマートフォン端末の発売も増えていることから、リクルートは今後価格が下がってきたときには、一斉に乗り換える可能性は十分あると指摘している。
【関連記事】
・DeNA、モバゲータウンをスマートフォン展開
・大学生の9割がmixiを利用、ツイッター利用は2割強
・高校生が不安に思うこと1位は「大学受験」より「就職」