2月6日に米国で行われたスーパーボウルは、スティーラーズとパッカーズという古豪どうしの対戦となり、パッカーズが勝利をおさめた。このビッグイベントの中継は1億6290万人という史上最高の視聴者を獲得したが、この試合を見ていた人たちが投稿したツイート数も、スポーツイベントにおいて過去最高の秒間ツイート(TPS)を記録。ファンは1秒間に平均4064ツイートを投稿していた。
スーパーボウルの呼び物のひとつである華やかな「ハーフタイムショー」には、今年は人気ヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」が出演した。そのショーの最中に、男性歌手のアッシャー(Usher)が登場したとき、この試合を通じて2番目に大きな秒間ツイートが記録され、スーパーボウル中に最も多く言及された人物は「Usher」となった。
スーパーボウルのもう一つの目玉であるテレビCMについてのツイートでは、Doritosの「Pug Attack」が1位となり、AudiとPepsiは僅差で2位、3位にランクインされ、その後、Chevy、Coca-Cola、Grouponが続いた。
スーパーボウルのCM枠は非常に高額なため、「スーパーボウルでCMを流すこと」は、企業経営者にとって夢のひとつでもある。2010年には、グーグルがはじめてCMを放映し、シュミットCEOがツイッターで予告した。2008年にサービスを開始したばかりの共同購入型クーポンサービス「グルーポン」は、そうそうたる世界の大企業と肩を並べて、早くも夢を実現してしまった。しかし、チベットを舞台にしたそのCMの内容が物議をかもし、グルーポンは釈明を余儀なくされた。日本では「おせち騒動」にゆれたグルーポン、スーパーボウルでの苦いデビューとなったようだ。
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