アウンコンサルティングは、コムスコアが提供する携帯電話に関する調査データをもとに、国内のスマートフォンと従来型携帯電話の利用状況を分析した。2010年12月の時点では、スマートフォンのユーザー数は従来型携帯電話のユーザー数の1割に満たない状況となっている。
しかし、過去3か月間の推移を比較するとスマートフォンのユーザー数は22%増加している一方、従来型携帯電話のユーザー数はほぼ横ばいとなっている。
また、携帯ユーザーの年代を見ると、従来型携帯電話に占める各年代の割合は年代が上がるにつれて右肩上がりになっている一方で、スマートフォンユーザーに占める年代別割合は25~34歳、および35~44歳のユーザーの割合が突出しており、ビジネスマン世代にユーザーが集中していることがうかがえる結果となった。
今後も成長が見込まれるスマートフォンは、現時点では25~44歳の利用が集中している。しかし、東京圏などでは、就職活動中の大学生を中心に若年層にも普及している様子がうかがえることから、今後こういった流れが日本全国に波及することも考えられる。
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